映画「夏への扉」のあらすじ、キャストと見どころは?公開はいつ?

映画・ドラマ

ロバート・ハインラインの名作「夏への扉」の初映画化が公開されます。題は、「夏への扉-キミのいる未来へ-」です。

2021年2月の予定でしたが、しばらく延期になってしまいました。冷凍睡眠とタイムマシンを駆使した作品です。

主役の高倉宗一郎には山﨑賢人、ヒロインの松下瑠子には清原果耶さんが出演します。

映画では原作のロスアンゼルスから東京に、時代も1970年と2000年から1995年と2025年に設定を変えて演出されています。

この映画のあらすじ、キャスト、見どころについて説明します。

 

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映画「夏への扉」の原作とあらすじ

原作が作られたのはなんと1957年。ここから1970年と2000年の未来を予想して小説を書いています。

本当に驚くのは、1957年の時点で1970年に家事ロボットが開発されていることを予見していることです。タイムマシンの発想は大分前からありましたが。

原作では、1970年、主人公のダンは猫のピートと暮らしており、家事ロボットを発明します。猫のピートを通して共同経営者のマイルズの娘リッキーと仲良くなります。

恋人のベルと共同経営者のマイルズに裏切られ、会社を乗っ取られます。復讐にマイルズの家に行きますが、逆に薬を打たれて、冷凍睡眠で2000年に送り込まれます。

2000年の世界では何故かマイルズの会社はなく、自分の株券も無価値になってしまいます。別の会社が家事ロボットやさらに進んだ万能ロボットを販売して繫栄していました。

ダンはマイルズの死亡もベルの落ちぶれた姿も知りますが、リッキーは見つかりません。

やがてこのロボット会社に就職し認められますが、再び、リッキーと猫のピートを求めて。

このぐらいにしておきましょう。

 

冷凍睡眠は時間を一方方向にしか進めませんが、タイムマシンは時間を進めたり逆進したりしますので説明が難しくなります。

時間を進めて未来に行くのはさほど難しくありませんが、逆進することによって、過去の本人と出会ってしまう可能性があります。変なことになりますよね。

過去の起きた事件が変わってしまう可能性もあります。

この原作でも、主人公が1970年以前に帰ってしまえば、このようなトラブルに遭うことを未然に防ぐことができるわけです。

それでは何の面白みもなく、ストーリーが成立しなくなってしまいます。

タイムマシン物はこのジャンプした時代と元の時代で如何につじつまを合わせるかが問題で、ここら辺のさじ加減がSF作品の見どころになります。

アメリカ映画のファイナルカウントダウンでは日本の真珠湾攻撃の直前にタイムスリップしてしまいます。

その気になれば、遠方からでもミサイルを発射して、真珠湾攻撃を阻止できたはずなのに、現代に戻されてしまいます。

日本の戦国自衛隊ではかなり危ないところまで、歴史に立ち入っていますが、何とかつじつまを合わせております。

 

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映画「夏への扉」のあらすじ予想と見どころそして公開日

原作のダンを高倉宗一郎(山﨑賢人)、ヒロインのリッキーを松下瑠子(清原果耶)に替えて、設定の1970年を1995年、2000年を2025年に変えて、更にロサンゼルスを東京に変えて話を進めています。

その他のキャストもほぼ忠実に原作のモデルを踏襲しています。

違うところは、主人公の敵役の松下が10歳以上年上になっていますし、ヒロインのリッキー役も原作では10歳ぐらいだったのが高校生の設定になっています。

主人公の高倉宗一郎はロボット開発ではなくプラズマ蓄電池という設定ぐらいです。したがってかなりの部分が原作を踏襲しながら進められると思います。

もう少し冒険をして、時代設定を変えてみるとかしたほうがおもしろいと思うのですがいかがでしょう。

それとも、最初に未来に冷凍睡眠で送られるまでは、大体同じようですが、その後の展開でオリジナリティを出しているかもしれません。

いくつか予告編を見たところ、小説とは違っているようなので、そこらへんが見どころです。

しばらく延期になっておりましたが、やっと公開日が決まりました。2021年6月25日です。

 

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映画「夏への扉」のキャスト、山﨑賢人さんと清原果耶さん

主人公の高倉宗一郎役は山﨑賢人さん。

既にテレビドラマの「デスノート」、連ドラの「まれ」、「陸王」などに出演しています。映画では、「ヒロイン失格」、「orange -オレンジ-」など26歳にして数々の主演をこなしております。

本年2月4日、WEIBOの最優秀俳優賞を受賞しました。これは、中国最大のソーシャルメディア微博(ウェイボー)で影響力のあるアーティストを表彰したものです。

ヒロインの松下瑠子役には清原果耶さん19歳。

この方も連ドラ「あさが来た」から始まって、モデルとして、女優として活躍しています。映画でも、「愛唄 -約束のナクヒト-」でヒロイン演じ、「デイアンドナイト」などで活躍されている方です。

どちらの方も将来が楽しみですね。

 

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映画「夏への扉」のあらすじとキャストのまとめ

たまたま、通りかかった書店のポスターを見つけて、この映画の上映のことを知りました。

ハインラインの小説はSFの中でも名作の一つと言われているもので、昔読んだものですが、再び読み返してみました。

現代のSFはさらに複雑な構成にしていることが多くて読みにくいのですが、この小説は何といっても1950年代ですから、比較的構成も簡単で分かりやすい小説だと思います。

映画を見る前に読んでみるのもよし、映画を見てから読んでみるのも良いかと思います。

また、この小説、映画もそうですが、愛猫のピートがある意味アクセントになっております。物語の中でそれなりに存在感を発揮する存在ですが、映画ではどんな役割を果たすのでしょうか。

同じような時期に近未来を扱った「Arc アーク」も公開されます。こちらは永遠の生命がテーマとなっています。

「Arc アーク」芳根京子主演の映画のネタバレとあらすじは!
ケン・リュウ作のSF小説「円弧」が芳根京子主演の映画「Arc アーク」として、2021年6月25日公開されます。近未来物で永遠の生命と若さを手にした女性の生き方を描いたものです。寺島しのぶ、岡田将生、風吹ジュン、倍賞千恵子が出演しています。

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