チーズフォンデュだけがスイスの料理?本場のフォンデュあれこれ

生活

スイスと聞くとアルプスの山々、山間の谷間に牛がいて、ハイジが駆け回ってというイメージです。でも、これは夏の風景です。

冬はご承知のようにとても日が短くて、山の上はいざ知らず、一冬中雲に覆われた状態です。この季節の楽しみは、温かいものをたべること。

定番フォンデュをご紹介します。日本でもちらほら見かけるようですが、本場の様子を少し覗いてみてください。

そして、今日はどうしようかなと困ったとき、一味違った鍋料理を提案して楽しんでみてください。家庭でもできる方法を紹介します。

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フォンデュて何?どんな種類があるのか

フォンデュとは簡単に言えば鍋料理です。日本と同様に鍋料理といえばそれなりに種類がありますよね。すき焼きだって鍋料理の一種みたいなものですから。

どちらも共通しているのは、簡単に言えば大衆料理というジャンルです。簡単に主なものを紹介します。

チーズフォンデュ

フォンデュと言えばこのチーズフォンデュを示すとおり、フォンデュの定番です。

店によって何種類かのチーズを白ワインで溶かして、若干、スパイスをいれて、これを鍋でぐらぐら煮て、チーズが溶けた状態で出てきます。

たいていは、保温のために鍋の下にランプがセットしてあります。フランスパンをめいめいで切って、長いフォークにさして、この溶けたチーズに浸して、チーズを絡ませて食べていきます。

このチーズフォンデュのいわれを考えると、スイスは昔貧しかったんだなと考えさせられます。

だって、干からびたチーズと干からびたパンを目の前にして、これを何とか食べるには、チーズを白ワインで煮て溶かして、つけて食べたのが起源と言われていますから。

今や観光立国さらには食品産業、精密機械で潤っている国には想像もできません。

フォンデュシノワーズ

フォンデュシノワーズとは中華風フォンデュという意味です。コンソメスープまたはブイヨンのスープがぐらぐら煮えた状態で出てきます。

このスープの中にきくらげが必ず入っているとことが、シノワーズの名前の由来だそうです。

ここに薄切りにした牛肉をドボンとつけて、煮えたら自分で取り出して、何種類かあるソースとかマヨネーズをつけて食べます。一言で言えば西洋風しゃぶしゃぶです。

ただし、日本のしゃぶしゃぶの用の薄さを期待してはいけません。日本でスーパーに出ている焼き肉用またはすき焼き用ぐらいのイメージでいてください。

オイルフォンデュ

角切りの牛肉を長めのフォークに突き刺して煮立てたオイルが入った鍋にいれてムニエルにします。取り出したら、ソースとかマヨネーズを絡めて食べます。

フォンデュの中でもこれが一番高級でメニューにない店もあります。

こちらは高級ですが、特に変わった味が出るわけではないので、あまり食べる機会はありません。

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みんなどんなふうに食べているのか

日本ではどれも高級料理として位置づけされていますが、極めて庶民的な食べ物です。

特にチーズフォンデュは日本または、スイスでも高級店に行けば品よく出ます。

しかし少し町はずれのレストランとか、下町のレストランなどでは、4人前などと頼むと、例えは良くないのですが、洗面器にチーズが溶かした状態で出されます。

この洗面器を囲んで大の大人が、チーズフォンデュを食べる姿はまことにほほえましいものがあります。

また、チーズフォンデュは一年中出ておりますが、さすがに夏に食べる人は少ないようです。

最初は日本からくるとレストランに入った時に、チーズのにおいにたじろぎますが、においの慣れは意外と早いものです。

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フォンデュの食べ方のコツはあるの

ここでチーズフォンデュの食べ方のコツをお知らせします。コツはパンをできるだけ小さく切ってつけること。

チーズの減る量はパンの表面積に比例しますので、大きくちぎっては、なかなか減りません。だんだんパンでもおなかが膨らんできますので、食べきれなくなってしまいます。

どうしてこんなことを言うのかというと。チーズフォンデュの本当のおいしさは、最後のお焦げにあります。

とにかくここまでたどり着かないともったいないので、洗面器のチーズを効率よく減らす必要があるのです。

駐在員はそんなことわかっているので、決して食べ急ぎません。少しずつ食べてみんながチーズを減らしてくれるのを待って、おこげが出てきたところで楽しもうとします。

フォンデュシノワーズ、オイルフォンデュには特段変わった食べ方があるわけではありません。

忘れました、組み合わせるワインですが、基本チーズフォンデュには白ワインフォンデュシノワーズ、オイルフォンデュには赤ワインになります。

スイスワインは日本にはほとんど輸出されていませんので、この際味わってみてください。白ワインは若干酸味が強く、少し飲むと発泡ではないですが、舌にジミジミとした刺激があります。

スイスで有名な白ワインはトカゲのラベルがあります。また、赤ワインは南部の谷あいでとれるドールというワインが有名です。

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必ずうけるフォンデュシノワーズの食べ方

フォンデュシノワーズは西洋しゃぶしゃぶだといいましたよね。お肉が終わったらどうしますか。ここで、勇気を奮って言ってみましょう。

私が駐在員だったころ、ジュネーヴの高級スイスレストランLes Armuresにお客さんを連れていくことがあります。何しろ日本人はそのころお金持ちでしたから。

ここは、クリントンが大統領だったころにも訪れたことで有名なレストランです。フォンデュシノワーズを注文した後、店員に次のように言います。

On voudrait le manger avec des oefs et du riz. S’il vous plait.

オンヴドレ、ルモンジェ、アヴェック、デズー、エ、デゥリ。シルヴウプレ。

すると店員は嬉しそうに。Oui, monsieurs.と言って、鍋を持ち去って消えていきます。待つこと10分から15分。4人でしたら、4名分の小鉢を持って現れます。スプーンと一緒に。

そうです、西洋風おじやが卵と一緒に出てきます。これをやってくれたら少しはチップをはずんでください。

今でもやってくれるのか、ほかの店でもやってくれるかどうかは保証の限りではありませんが。

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冬のグルメはフォンデュで決まりのまとめ

スイスのフォンデュ、鍋料理のいろいろについてご説明してきました。

スイス料理はフランス料理のように洗練されているわけでもないし、ルールも大して厳格に決まってないので、気楽に食べられるのが特徴です。

でも、量については注意してください。

特にチーズフォンデュはあの単一の味を延々と食べ続けるのは、本当に忍耐強いと思って眺めています。可能なら、チーズフォンデュを人数より少なくしてくれるよう頼んでみることです。

また、観光で行かなくても、簡単なレシピですから、家庭で作ろうと思えば作れてしまいます。

日本ではチーズはスイスに比べれば高いので、チーズフォンデュは多くは作れませんが、幸いセット物も出回っているようですから、楽しむこともできます。

でも、日本で楽しむなら、フォンデュシノワーズです。

何しろしゃぶしゃぶ用のだし汁をコンソメまたはブイヨンで置き換えればできてしまいますから。きくらげだって容易に手に入ります。

この季節、少し変わった鍋料理で楽しんで、観光ができるようになったら、本場の料理と食べ比べてみてください。

 

 

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