英語での「月」の名前には、それぞれが持つ魅力的な歴史や文化的背景があります。この記事では、英語の月の名称の由来を詳しく解説し、その背後にあるストーリーを探ります。英語学習者にとっても、知っておくと役立つ情報満載です。
日本語の月名も一緒に比較しながら、興味深い違いを楽しんでください。この記事を読めば、月の名前にまつわる英語の世界をもっと深く知ることができます。
この記事を読むとわかること
■英語の月の名前の由来を詳しく解説!■
- 英語の月名の歴史と文化的背景がわかる。
- 英語と日本語の月名の違いや共通点を学べる。
- 月名の由来を通じて英語の世界を深く理解できる。
1月から12月までの英語の月名とその由来
January(1月)- ヤヌスの月
1月の名前「January」は、ローマ神話の神ヤヌスに由来します。
ヤヌスは始まりと終わりを司る神であり、1年の始まりを象徴しています。
February(2月)- フェブルウスの月
2月の「February」は、ローマの贖罪の神フェブルウスに由来しています。
この月には慰霊と浄化の祭りが行われていました。
March(3月)- マルスの月
3月の「March」は、ローマの軍神マルスに由来しています。
古代ローマでは、3月が新年の始まりでした。
April(4月)- アフロディテの月
4月の「April」は、ギリシャ神話の愛と美の女神アフロディテに関連しています。
また、ラテン語の「開く」を意味する”aperire”から来ているという説もあります。
May(5月)- マイアの月
5月の「May」は、ローマ神話の豊穣の女神マイアに由来しています。
春の到来を祝う月として知られています。
June(6月)- ユノの月
6月の「June」は、結婚を司る女神ユノに由来しています。
このため、6月の結婚式は「June bride」として有名です。
July(7月)- ジュリアス・シーザーの月
7月の「July」は、ローマ皇帝ジュリアス・シーザーに由来しています。
彼の誕生月にちなみ、名前が付けられました。
August(8月)- アウグストゥスの月
8月の「August」は、初代ローマ皇帝アウグストゥスにちなんでいます。
彼の功績を称えて名付けられました。
September(9月)- セプテンバ
9月の「September」は、ラテン語の「7」を意味する”septem”に由来しています。
元々は7番目の月として数えられていましたが、シーザーとアウグストゥスに押し出されて9月になってしまいました。
October(10月)- オクトーバ
10月の「October」は、ラテン語の「8」を意味する”octo”に由来します。
ローマ暦では8番目の月でした。この月も同じように押し出されてしまいました。
November(11月)- ノヴェンバ
11月の「November」は、ラテン語の「9」を意味する”novem”に由来しています。
ローマ暦では9番目の月です。これも同じように押し出されています。
December(12月)- ディセンバ
12月の「December」は、ラテン語の「10」を意味する”decem”に由来しています。
古代ローマ暦では10番目の月でした。これも同じように押し出されています。
日本語の月名との比較
睦月から師走までの由来
日本語の月名は、自然や季節の変化を反映したものが多いです。
例えば、1月の「睦月」は、お正月に親しい人と過ごすことに由来します。
「睦み」は、親しみや仲睦まじい様子を意味し、家族や友人と新年を迎えることから来ています。
2月の「如月」は、寒さが厳しくなり、衣服を重ね着することから「衣更着(きさらぎ)」が由来とされています。
3月の「弥生」は、「弥(いや)」という言葉が「いよいよ、ますます」という意味を持ち、新しい草木が芽吹く季節を表しています。
4月の「卯月」は、卯の花が咲く季節であること、または稲を植える「植月(うづき)」から来ています。
5月の「皐月」は、田植えの時期であることから「早苗月(さなえづき)」が略されて「さつき」になったとされています。
6月の「水無月」は、田んぼに水を引く時期であることから「水の月」とされています。もう一つの説では、梅雨が明けて水が無くなる「水無月」という意味もあります。
7月の「文月」は、七夕の日に書物を夜気に晒す風習から「文の月」とされています。
8月の「葉月」は、旧暦では秋にあたるため、木の葉が落ちる季節であることから「葉月」となったとされています。
9月の「長月」は、夜が長くなる季節であることから「夜長月」が略されて「長月」になったと言われています。
10月の「神無月」は、全国の神々が出雲大社に集まるため、他の地域では神がいない月とされ「神無月」と呼ばれます。
出雲地方では逆に「神有月(かみありづき)」と呼ばれています。
11月の「霜月」は、霜が降りる季節であることから「霜降月(しもふりづき)」が略されて「霜月」となりました。
12月の「師走」は、師(お坊さんや先生)が忙しく走り回る月であるという説があります。
また、一年の終わりに向けて多くの人々が忙しく動くことから「師走」と言われるようになったとも考えられています。
まとめ
英語の月名には、古代ローマの神々や皇帝たちの名前が多く使われており、その由来を知ることで英語の歴史や文化に触れることができます。
一方、日本語の月名は自然や季節の変化を表しており、日本の文化や風習を感じることができます。
この記事を通して、英語と日本語の月名の由来を楽しみながら学んでいただければ幸いです。
この記事のまとめ
◆内容◆
- 英語の月名の由来とその歴史的背景
- 1月から12月までのそれぞれの月の名前の意味
- 英語の月名と日本語の月名の比較
- 月名の文化的、神話的な背景
- 月名を学ぶことで英語の理解が深まる
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