「パソコンを買いたいけれど、インチサイズってどう選べばいいの?」「今使っているパソコンのサイズを知りたい」──そんな疑問をお持ちの方へ。
本記事では、パソコンのインチサイズの基本から、正確な測定方法、サイズ別の使用シーン、選び方のポイントまでを丁寧に解説します。初めてパソコンを選ぶ方でも安心して理解できるように構成しています。
パソコンのインチサイズとは?
画面サイズは「対角線の長さ」で決まる
パソコンのインチサイズとは、ディスプレイの対角線の長さをインチ(1インチ=2.54cm)で表したものです。
例えば、「15.6インチ」という表記は、画面の左下から右上までを対角線で測った長さが約39.6cmであることを意味します。
ベゼルは含まない
測る際は、外枠(ベゼル)を含めず、実際に映像が表示される部分だけを測る点に注意しましょう。
代表的なサイズ一覧
- 11~12インチ:超小型で携帯性重視
- 13~14インチ:バランス型で人気
- 15.6インチ:標準的な大画面モデル
- 17インチ以上:デスクトップ代用やプロ向け
自分のパソコンのインチサイズを調べる方法
1. メジャーで測る
最も簡単な方法は、柔らかいメジャーを使って、画面の左下から右上までの対角線の長さを測ることです。
測定値(cm)を2.54で割ると、おおよそのインチ数が算出できます。例:39.6cm ÷ 2.54 ≒ 15.6インチ
2. 型番から確認する
ノートパソコンの裏面やスタートメニューの「システム情報」にあるモデル番号から、メーカーサイトで正確な画面サイズを調べることも可能です。
3. オンラインの画面サイズチェッカー
ブラウザ上で画面サイズを測定できるサイトやツールもあります。正確性はやや劣るものの、手軽に調べたい方にはおすすめです。
インチサイズによるパソコンの使い分け
11~13インチ:持ち運び重視派におすすめ
このサイズ帯は軽量・コンパクトで、カフェや出張先など外出先で作業する方に最適です。
特に学生や営業職、モバイルワーカーに人気があります。最近ではChromebookや軽量ノートPCにも多く採用されています。
14~15.6インチ:バランス重視型
持ち運びと作業のしやすさのバランスが取れた万能タイプです。タイピングの快適さや複数画面の閲覧にも向いています。
在宅ワークやオンライン学習に使うパソコンとして、最も選ばれているサイズ帯です。
17インチ以上:映像・作業特化型
17インチを超えるとデスクトップ並みの作業空間を確保できます。映像制作やCAD、ゲーミング、マルチタスク作業に最適です。
ただし重量があり、持ち運びには不向きです。主に据え置き利用を前提としたユーザーに向いています。
パソコンのインチサイズを選ぶ際のポイント
使用目的で選ぶ
- 文章作成・事務作業:13~15インチ
- 外出先中心:11~13インチ
- 動画編集・ゲーム:15.6インチ以上
使う場所や持ち運び頻度も重要
たとえば毎日通勤で持ち運ぶなら1.2kg以下で13インチ以下、基本的に室内で使うなら画面の大きさ重視で15.6インチ以上がおすすめです。
価格帯とスペックの関係
同じ性能でも画面が大きいと価格が高くなりがちです。ただし、作業効率や快適性を考えれば、初期投資として価値がある場合も多いです。
実際の用途別・おすすめインチサイズ
学生・軽作業中心の方
- おすすめ:11.6~13.3インチ
- 特徴:軽くて持ち運びやすい。価格も比較的安い。
事務作業・一般的な家庭用
- おすすめ:14~15.6インチ
- 特徴:広めの画面で作業しやすく、テンキー付きモデルもあり
クリエイター・動画編集・ゲーマー
- おすすめ:16インチ以上
- 特徴:4K対応や高リフレッシュレートのモニターなど、性能重視
よくある質問(Q&A)
Q. インチサイズは解像度と関係ありますか?
A. 関連はありますが別の概念です。15.6インチでもHD、フルHD、4Kとさまざまな解像度があります。画面の広さが「サイズ」、表示の細かさが「解像度」です。
Q. 13インチと15インチの違いは大きいですか?
A. 見た目以上に作業効率に差が出ます。Excelなどの表計算では15インチの方が画面全体が見渡せて快適です。ただし、重量と携帯性は13インチに軍配が上がります。
Q. ノートパソコンに外部モニターをつなげるべき?
A. 自宅利用が多いならおすすめです。13インチノートでも24インチの外部モニターと併用すれば、作業効率が飛躍的に向上します。
まとめ:インチサイズは「用途」と「持ち運びやすさ」で選ぶ
パソコンのインチサイズは、ただの数字ではなく、使いやすさ・快適さ・作業効率を大きく左右します。日常使いなのか、外出中心なのか、クリエイティブ作業が主なのか──あなたのライフスタイルに合った最適なサイズを見つけましょう。
この記事が、パソコン選びで悩んでいる方の一助となれば幸いです。
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