英語学習アプリでリスニング力を伸ばすなら、自分のレベルと目的に合い、字幕・速度調整・反復学習ができるものを選ぶことが大切です。
2026年9月時点では、基礎学習向けのDuolingo、動画で学ぶVoiceTubeやCake、ディクテーションに強いディクトレ、ニュース英語のStudyNowやLissNなど、目的の異なる選択肢があります。
リスニングにおすすめの英語学習アプリはどれ?
英語学習アプリをリスニング目的で選ぶとき、「人気があるから」という理由だけで決める必要はありません。
むしろ大切なのは、何のために英語を聞き取れるようになりたいのかを最初に決めることです。
初心者とTOEIC受験者、海外旅行を目指す人、ニュースを英語で理解したい人では、必要な教材がかなり違います。
参考資料では、2026年9月7日更新の英語リスニングアプリランキングとして23種類が紹介されており、英会話、資格試験、ニュース、動画、ディクテーションなど、それぞれ得意分野が分かれています。
主なアプリを目的別に整理すると、次のように考えると分かりやすいでしょう。
学習目的 主な候補 特徴
初心者の基礎固め Duolingo、英語耳ゲー 短時間で取り組みやすく、基礎から始めやすい
日常英会話 英会話フレーズ1600、英会話リスニング よく使う表現を繰り返し聞ける
動画で楽しく学習 VoiceTube、Cake、RedKiwi 映像と字幕を組み合わせて学べる
正確な聞き取り ディクトレ 聞いた英文を書き取る練習ができる
ニュース英語 StudyNow、LissN、NHK WORLD – JAPAN 時事英語やビジネス表現に触れられる
資格試験 スタディサプリENGLISH、英語の友 TOEICや英検など目的別の学習がしやすい
聞き流し 英語リスニング、英会話リスニング バックグラウンド再生や反復に向く
私自身、年齢を重ねてからの学びでは「一番多機能な教材」よりも、毎日迷わず開ける教材のほうが結果として役立つと感じています。
弓道でも、一度に多くのことを直そうとすると射が崩れてしまいます。英語も同じで、まず一つの課題に絞って繰り返すほうが、落ち着いて力を積み上げやすいものです。
英語学習アプリでリスニングを学ぶメリットとは?
英語リスニングアプリの大きな利点は、スマートフォンがあれば場所を選ばず学習できることです。
通勤や通学、家事の合間、寝る前の10分など、机に向かうほどではない時間も学習に変えられます。
参考記事でも、アプリ学習の利点として、時間や場所を問わず始められることに加え、速度調整・字幕・ディクテーションなどの機能を利用できる点が挙げられています。
ラジオや動画をただ聞くだけの場合、聞き取れなかった単語を確認するには一度再生を止めて調べなければなりません。
一方、学習用アプリでは英文、日本語訳、単語解説、リピート再生などを同じ画面で利用できるものがあります。
ここが単なる「英語音声を聞くこと」と「リスニングを学習すること」の大きな違いです。
特に中高年の学び直しでは、聞き取れない部分を何度も巻き戻す作業が面倒になると、学習そのものから離れてしまいがちです。
そのため私は、教材の難易度だけでなく、戻る・止める・確認する操作が簡単かどうかも重要だと考えています。
英語リスニングは耳だけを使う学習と思われがちですが、実際には「音を聞く」「文字で確かめる」「意味を理解する」という三つを往復することで、少しずつ聞こえる範囲が広がっていきます。
速度調整があると「聞こえない理由」を確かめやすい
リスニング初心者に便利なのが、再生速度を変えられる機能です。
速すぎて聞こえない英文を低速で確認し、内容が分かったら通常速度に戻すという使い方ができます。
たとえば日本経済新聞社の「LissN ビジネスニュースを英語でリスニング」では、参考資料によると5段階の再生速度と3段階の巻き戻し機能が用意されています。
StudySwitchの「英会話や英単語を聞き流し – 英語リスニング」も、参考資料では0.5倍から2.0倍までの速度変更に対応した利用者の声が紹介されています。
速度を落とすことを「逃げ」と考える必要はありません。
大切なのは、ゆっくりした音声を最終地点にするのではなく、確認のために速度を落とし、最後は自然な速度へ戻すことです。
字幕や日本語訳があると復習がしやすい
初心者ほど、英語字幕と日本語訳の両方が確認できるアプリが使いやすいでしょう。
音としては聞こえていても単語を知らなければ意味は分かりませんし、単語を知っていても音のつながり方を知らなければ聞き取れません。
字幕があると、「知らない単語だったのか」「知っているのに音として認識できなかったのか」を切り分けられます。
この違いが分かるだけでも、復習の方向がずいぶん明確になります。
初心者におすすめのリスニング英語学習アプリ
初心者の場合、いきなりネイティブ向けニュースや長いスピーチへ進むより、短い英文を理解しながら繰り返せるアプリのほうが取り組みやすいでしょう。
簡単すぎる教材では新しく学べるものが少なくなりますが、難しすぎても英語が意味のない音の連続に聞こえ、続ける気力を失いやすくなります。
目安は、一度では全部分からなくても、何度か聞けば内容が見えてくる程度です。
Duolingo|ゲーム感覚で基礎から続けやすい
Duolingoは、リスニングだけでなく、リーディング、ライティング、スピーキングなども組み合わせながら学べる語学学習アプリです。
ゲームのステージを進めるような構成になっているため、「今日は何を勉強しよう」と毎回教材を選ぶ負担が少ないのが利点です。
特に、英語学習から長く離れていた人にとっては、いきなり長文を聞くよりも、短い問題を少しずつ解いて感覚を取り戻す方法が向いています。
参考記事では基本機能を無料で利用でき、有料版も用意されていると紹介されています。
料金体系は今後変更される可能性があるため、利用前にはApp StoreやGoogle Playなど公式ストアで最新情報を確認してください。
英語耳ゲー|RとLなど「音の違い」を集中的に練習
英語耳ゲーは、日本語話者が区別しにくい英語の発音を聞き分けるトレーニングに特化したアプリです。
参考資料では、男女合計10種類の音声を使い、ゲーム感覚で音の違いを練習できると紹介されています。
リスニングが苦手という人のなかには、単語の意味以前に「二つの音を同じものとして聞いている」場合があります。
その弱点に絞って練習できる点は、総合英語アプリとは違う特徴です。
英会話フレーズ1600|短い日常表現を繰り返したい人向け
「英会話フレーズ1600 リスニング&聞き流し対応の英語アプリ」は、参考資料によると1610の英会話フレーズを収録しています。
旅行、留学、仕事などの場面を想定した表現を聞けるほか、気になるフレーズをチェックし、あとからまとめて確認する機能があります。
一文が短いため、長いニュースや講演では集中力が続かない人にも使いやすいでしょう。
英語を学び直す際には、「今日は30分勉強しなければ」と構えすぎるより、まず5分でも英語の音を聞く習慣を戻すことが大切です。
その意味で、短いフレーズ型の教材は中高年の再学習とも相性がよいと私は感じます。
聞き取り力を本格的に伸ばすならディクテーションと動画学習
ある程度英語に慣れてきたら、「ただ聞く」段階から一歩進み、何が聞き取れていないのかを自分で確かめる練習を取り入れるとよいでしょう。
そこで役立つのがディクテーションや字幕付き動画です。
ディクトレ|聞いた英文を書き取って弱点を見つける
ディクトレは、音声を聞き、聞こえた英文を入力して答え合わせするディクテーション学習に特化しています。
参考資料によると、音声のループ再生、問題文のスクリプト、単語訳、解説などが用意されています。
ディクテーションの良さは、「何となく分かったつもり」を減らせる点です。
一文を書き取ろうとすると、冠詞が聞こえていない、複数形の語尾が抜けている、単語同士がつながって別の音に聞こえている、といった弱点が表に出てきます。
リスニング力を伸ばしたい人にとって、これはとても大切な発見です。
私なら毎日長時間行うより、短い英文を2〜3文だけ丁寧に確認する方法をおすすめします。
集中して音を追う練習は負荷が高いため、短時間でも十分に学習になります。
VoiceTube|約5分の動画で字幕と一緒に学ぶ
VoiceTubeは、ニュース、政治経済、エンターテインメント、アニメなど幅広い動画を教材にした英語学習サービスです。
参考資料では約8,000本の動画教材があり、それぞれにレベル表示があり、1本約5分程度と紹介されています。
動画学習の良いところは、声だけでなく表情や場面から意味を推測できることです。
音声だけでは理解が難しい英文でも、映像があることで内容をつかみやすくなります。
また、覚えたい単語を保存して自分の単語帳を作れる機能も紹介されています。
リスニングと語彙を別々に勉強するのではなく、一つの動画から両方を学べる点が便利です。
Cake|短い動画で自然な表現に触れる
Cakeは、YouTube動画などを使い、ネイティブが実際に使う英語表現を学べるアプリとして紹介されています。
短い動画クリップが中心なので、まとまった学習時間を取りにくい人にも向いています。
高校生向けとして紹介されることも多いアプリですが、年齢で区切る必要はありません。
映画や動画が好きな中高年にとっても、教科書を読むより親しみやすい場合があります。
ただし動画を眺めるだけにならないよう、聞き取れなかった一文を字幕で確認し、もう一度字幕なしで聞くところまで行うのがポイントです。
RedKiwi|映画やドラマが好きな人の継続策に
RedKiwiも動画を教材として利用するタイプで、映画、ドラマ、アニメ、ドキュメンタリーなどに関連するコンテンツから自然な英語を学べます。
参考資料では、動画内の単語をタップして意味を確認する機能が紹介されています。
無料利用には時間などの制限が設けられる場合があり、参考記事掲載時点では「1時間ごとに10分利用」という説明もありました。
プランや利用条件は変更される可能性があるため、現在の無料範囲や料金は公式ストアで確認してください。
教材選びで意外に大切なのが「内容への興味」です。
同じ5分の英語でも、関心のない話題は長く感じ、好きな映画や文化の話なら短く感じます。
継続のしやすさも教材の性能の一部と考えてよいでしょう。
TOEIC・英検・ニュース英語なら目的別アプリを選ぶ
資格試験や仕事で英語を使う場合は、一般的な英会話アプリだけでなく、目的に特化した教材を選んだほうが効率的です。
TOEICならTOEIC形式の音声、英検なら級別問題、仕事ならビジネスニュースというように、実際に必要となる英語へ近づけていきます。
スタディサプリENGLISH|TOEICや英会話を体系的に学びたい人
スタディサプリENGLISHには目的別のコースがあり、参考資料では資格試験向けの対策講座や、新日常英会話コースが取り上げられています。
「新日常英会話」ではニューヨークを舞台にしたドラマ形式の教材や、1回約2分の講義動画、ディクテーション、発話練習などが紹介されています。
資格試験ではリスニングだけを鍛えればよいわけではありません。
単語、文法、速読力が不足していると、音は聞こえても意味を理解する速度が追いつかないからです。
その点、複数分野を一つの流れで学べるアプリは、何をどの順番で勉強すればよいか迷う人に向いています。
英語の友|英検・TOEICなど参考書音声を聞く
旺文社の「英語の友」は、英検、TOEIC、TOEFLなど各種試験に関連する音声を扱うアプリです。
参考資料では、旺文社が刊行する100冊以上の参考書に対応する音声が収録され、バックグラウンド再生や速度調整、発音判定などの機能が紹介されています。
紙の参考書をすでに使っている人にとっては、同じ教材の音声をスマートフォンで聞けることが大きな利点です。
新しい教材を次々と増やすより、持っている一冊を繰り返し使うほうが学習が安定する場合もあります。
StudyNow|短い英語ニュースで毎日続けやすい
「ざっくり英語ニュース!StudyNow」は、国内外の短い英文ニュースを教材にしたアプリです。
英文だけでなく、日本語訳、英語表現の解説、ニュースそのものの背景解説、ネイティブによる音声などが用意されていると紹介されています。
ニュース教材の強みは、英語と同時に内容への興味を持ちやすいことです。
同じ教材を何度も繰り返すだけでは飽きてしまう人でも、日々話題が変われば新鮮な気持ちで続けられます。
LissN|ビジネスニュースを英語で聞く
LissNは日本経済新聞社が提供する英語ニュース学習アプリで、日経のニュースを英語で聞ける点が特徴です。
参考資料では初心者から上級者まで対応し、速度調整や巻き戻しに加え、単語や内容についての理解度テストも紹介されています。
仕事に関係する経済ニュースを英語で理解したい人には、日常会話とは違った価値があります。
内容そのものについてある程度知識があれば、未知の英単語があっても文脈を推測しやすいからです。
これは中高年の学習者にとって意外に有利な点です。
長年仕事をしてきた人は、経済、社会、行政、文化などについてすでに多くの背景知識を持っています。
若いころより記憶速度が落ちたと感じても、積み重ねてきた知識を足場にして英語を理解することはできます。
「英語リスニング」の聞き流し機能はどこまで役立つ?
StudySwitchの「英会話や英単語を聞き流し – 英語リスニング」は、聞き流しを中心に使いたい人に注目されているアプリです。
App Store掲載情報として示された元資料では、3.7万件の評価、5段階で4.6、教育カテゴリ158位とされていました。
また、英語ニュース、英会話、英単語などを毎日配信し、英語音声に合わせて日英字幕がスクロールする仕組みが紹介されています。
リピート再生、倍速再生、英語字幕・日本語字幕の表示切り替えなどにも対応しています。
VOAのCopyright Statementに基づき、voanews.com内でPublic Domainとして扱われる英語テキストや音声を一部利用していることも明記されています。
2025年9月10日公開とされるバージョン10.0.0では、内部システムの更新や一部ニュース・コラムの誤字修正が行われたとされています。
一方、利用者レビューでは、毎日新しい内容が追加される点、速度変更、字幕切り替え、リピートなどを評価する声がある一方、広告表示の扱いや操作性、再生リスト機能を求める声も紹介されています。
アプリ選びでは、こうした不便な点も見ておく必要があります。
機能一覧だけを見ると魅力的でも、毎日操作すると小さなストレスが積み重なるからです。
なお、元資料ではiOS 16.6以降が必要、アプリ容量は50.1MBとされ、プライバシー情報としてIDや使用状況データなどがトラッキング目的で利用される可能性も示されています。
アプリの対応OS、容量、データ取り扱いは更新で変わることがあるため、インストール前に最新の公式ストア情報を確認するのが安心です。
聞き流すだけでは十分とはいえない
「英語を流しておけば、そのうち自然に聞き取れるようになるのでは」と期待する人もいるでしょう。
しかし、意味の分からない英語を長時間流すだけでは、効率のよい学習になりにくいと考えられます。
聞き流しは、すでに学んだ表現を繰り返したり、英語のリズムへ耳を慣らしたりする用途には便利です。
一方、知らない単語や聞き取れない音をそのままにすると、「分からない音」を何度聞いても分からないままになりがちです。
私なら、聞き流しを主役にするのではなく、次のように使います。
- 最初に字幕なしで一度聞く
- 次に英語字幕を見ながら聞く
- 分からない語句だけ日本語訳で確認する
- 同じ英文をもう一度字幕なしで聞く
- 翌日、移動中などに聞き流して復習する
この順番なら、聞き流しが単なるBGMではなく「一度理解した英語を定着させる時間」になります。
英語学習では、新しい教材を増やすことより、一度学んだ音を再び聞く回数を増やすほうが効果的な場面があります。
英語学習アプリでリスニング力を伸ばす使い方
アプリを入れただけでは、聞き取り力は変わりません。
重要なのは、便利な機能をどのように学習へ組み込むかです。
1日10〜20分でも「精聴」と「反復」を分ける
忙しい人は、一度に長時間勉強しようとしないほうが続けやすいでしょう。
たとえば15分なら、最初の10分で新しい英文を丁寧に聞き、残り5分で前日に学んだ英文を復習します。
学習時間が30分取れる場合でも、一つの長い教材を30分続ける必要はありません。
短い素材をいくつか区切って取り組むほうが、集中力を保ちやすい人も多いからです。
参考記事でも、中高生向けの教材について1日30分以内、1素材10分以内程度なら区切りをつけやすいという考え方が示されています。
これは学生だけではなく、仕事や家事のある大人にも当てはまるでしょう。
シャドーイングは内容を理解してから行う
シャドーイングとは、聞こえてくる英語の少し後を追いかけるように発音する練習です。
英語のリズムや音のつながりを体で覚えるのに役立ちますが、意味の分からない英文をいきなり真似するのは負荷が高くなります。
まずスクリプトを読み、単語や意味を確認したうえで取り組むほうが初心者には向いています。
最初は一文だけでも構いません。
年齢を重ねると、「若いころのように一度で覚えられない」と焦ることがあります。
しかし、学び直しでは速さを競う必要はありません。
昨日聞き取れなかった一文が今日は分かる。その小さな変化こそ、学習を続ける価値だと私は考えています。
アプリは1〜2個に絞る
英語学習アプリは魅力的なものが多く、新しいものを見ると試したくなります。
しかし五つも六つも同時に入れると、教材を選ぶだけで時間を使ってしまいます。
おすすめは、主教材を一つ、補助教材を一つ程度に絞る方法です。
たとえば、初心者ならDuolingoを主教材にし、「英語リスニング」を通勤中の復習用にする。
TOEIC対策ならスタディサプリENGLISHや試験教材を軸にし、ディクトレを聞き取り確認用にする。
ニュース英語ならStudyNowまたはLissNを中心にし、TEDを週末の長めの教材として使う、といった組み合わせです。
アプリの数ではなく、一つの教材とどれだけ長く付き合えたかを大切にしたいところです。
私が考える英語リスニングアプリ選びのポイントと今後
ここからは、元行政職員として長く教育や生涯学習に関わり、自分自身も学びを続けてきた立場からの私見です。
私は、英語学習アプリを選ぶ際に最も大切なのは「教材の豪華さ」ではなく、聞き取れなかった理由を自分で確認できる仕組みがあることだと考えています。
リスニングの失敗には、少なくともいくつかの種類があります。
単語そのものを知らない場合、単語は知っているが音がつながって聞こえない場合、音は聞こえたが英文の意味を処理する速度が追いつかない場合です。
これらを一括して「耳が悪い」と考えてしまうと、学習法を選びにくくなります。
字幕、単語訳、速度調整、リピート、ディクテーションなどの機能を使うと、自分がどこでつまずいているかを少しずつ切り分けられます。
これこそ、スマートフォンで学ぶ最大の価値ではないでしょうか。
中高年は「知っている分野の英語」を選ぶと学びやすい
もう一つ、若い学習者と中高年の学び直しでは、教材選びを少し変えてもよいと考えています。
中高年には長年蓄積した知識があります。
仕事で経済に詳しい人ならLissN、科学や文化が好きならTED、日々のニュースに関心があるならStudyNowやNHK WORLD – JAPANというように、すでに日本語でよく知っている分野を英語で聞くのです。
背景知識がある話なら、一部の単語が聞き取れなくても意味を予測できます。
この「予測できる」という力は、年齢を重ねた学習者が持つ大きな財産です。
記憶力の若さだけを物差しにする必要はありません。
これまで生きてきたなかで得た知識や関心を英語学習の足場にすることで、大人には大人なりの学び方ができます。
AI機能が増えても、反復する基本は変わらない
今後の英語学習アプリでは、AIによる学習内容の提案、発音判定、会話練習、弱点分析などがさらに増えていくと考えられます。
すでに学習履歴をもとに問題を調整する仕組みや、発音を自動評価するアプリもあります。
便利になること自体は歓迎すべきでしょう。
ただし、AIがどれほど進歩しても、「聞く」「分からない部分を確認する」「もう一度聞く」という基本は変わらないと私は思います。
弓道でも、優れた道具を手にすれば自動的に正しい射が身につくわけではありません。
英語学習アプリも同じです。
アプリは学びを助ける道具であり、聞き取り力を育てるのは、小さな反復の積み重ねです。
まとめ|おすすめの英語学習アプリは目的で選ぼう
英語学習アプリでリスニング力を伸ばすなら、人気順位だけではなく、自分のレベル、学習目的、使いたい機能から選ぶことが大切です。
初心者ならDuolingoや英語耳ゲー、短いフレーズを繰り返したいなら英会話フレーズ1600、正確な聞き取りを鍛えるならディクトレが候補になります。
動画好きならVoiceTube、Cake、RedKiwi、ニュース英語ならStudyNow、LissN、NHK WORLD – JAPANなどが考えられます。
TOEICや英検を目指す場合は、スタディサプリENGLISHや英語の友など、試験の形式に近い教材を中心にすると学習の方向がぶれにくいでしょう。
そして、聞き流しは便利ですが、それだけに頼るのではなく、字幕やスクリプトで意味を確認した音声を復習として繰り返す使い方がおすすめです。
アプリの料金、無料範囲、対応OS、機能は更新によって変わることがあります。利用を始める際は、App Store、Google Play、各サービスの公式情報で最新の条件をご確認ください。
大切なのは、最初から完璧に聞き取ろうとしないことです。
今日聞こえなかった一語が、何日か後に自然に耳へ入ってくる。その小さな変化を楽しみながら、自分の歩幅で続けていきたいものです。
よくある質問
英語リスニング初心者にはどのアプリがおすすめですか?
英語学習から長く離れていた人には、Duolingoのように短い問題を段階的に進めるアプリや、英会話フレーズ1600のように短文を繰り返せるアプリが取り組みやすいでしょう。
重要なのは、ほとんど理解できない難しい音声ではなく、数回聞けば意味を確認できるレベルから始めることです。
無料の英語学習アプリだけでもリスニング練習はできますか?
できます。
ディクトレ、英会話フレーズ1600、英会話リスニング、NHK WORLD – JAPANなど、無料で利用できる教材は複数あります。
ただし無料範囲や広告の有無、課金体系は変更される場合があるため、利用開始時に公式ストアで最新情報を確認してください。
聞き流しだけで英語のリスニング力は伸びますか?
聞き流しは英語の音に慣れたり、学んだ表現を復習したりする用途には便利ですが、意味の分からない音声を流し続けるだけでは効率的とはいえません。
一度スクリプトや字幕で意味と音を確認した素材を、移動中や家事の時間に繰り返して聞く使い方がおすすめです。
天水健太郎
元行政職員・生涯学習コラムニスト


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