TOEIC対策におすすめの英語学習アプリ|スコアアップにつながる選び方を解説

机の上のスマートフォンでTOEICの英単語とリスニングを学びながら小さなノートに復習事項を書き留める落ち着いた学習風景 英語

TOEIC対策の英語学習アプリは、目標スコアと苦手分野を先に決めてから選ぶことが、スコアアップへの近道です。

スマートフォンだけで単語・文法・リスニング・リーディングまで学べるアプリが増え、2026年8月時点では総合型からPart別対策型まで幅広い選択肢があります。

しかし、人気ランキングの上位だからという理由だけで選ぶと、自分が伸ばしたい力とアプリの特徴が合わないことがあります。

この記事では、2026年8月23日に更新されたTOEIC対策アプリの比較情報などをもとに、どんな人にどのタイプの英語学習アプリが向いているのかを初心者にも分かるよう整理します。

スポンサーリンク

TOEIC対策に英語学習アプリがおすすめなのはなぜ?

TOEIC対策アプリの大きな利点は、短い時間を積み重ねて、TOEIC L&Rの出題範囲を繰り返し練習できることです。

TOEIC Listening & Reading Testは、リスニング100問とリーディング100問から構成されています。そのため、単語だけを暗記するのではなく、「聞く」「読む」「文法を判断する」「時間内に処理する」といった複数の力が求められます。

紙の参考書には、ページを広げてじっくり考えられる良さがあります。一方、アプリはスマートフォンさえあれば、通勤中や昼休み、家事の合間などにも問題を解けます。

たとえば1回10分でも、朝と昼と夜に取り組めば1日30分です。机に向かう1時間を毎日確保するのが難しい人にとって、こうした細切れ時間を学習時間へ変えられることは大きな意味があります。

音声を扱える点もアプリならではです。

リスニング音声を繰り返し再生したり、スクリプトを確認したり、ディクテーションやシャドーイングに取り組んだりできるアプリがあります。紙の問題集と音源を別々に管理するより、学習の手間を減らせる場合があります。

さらに近年は、AIを使って学習履歴を分析し、苦手な問題を優先して出題するサービスも増えました。

代表例が「abceed」や「Santaアルク」です。単に大量の問題を並べるのではなく、解答履歴から現在の実力や弱点を推定し、次に取り組む問題を提案する仕組みが特徴です。

これは、年齢を重ねてから学び直す方にも相性のよい考え方だと私は感じます。

若いころのように「とにかく100問解く」より、間違えたところを見つけ、そこへ戻るほうが学習は整理しやすいからです。弓道でも同じですが、回数だけを増やすより、どこを直すのかを明確にして一本ずつ引くほうが稽古の意味は深まります。

ただし、アプリを入れれば自動的に点数が上がるわけではありません。

大切なのは、アプリの機能を増やすことではなく、現在地と目的に合う1〜2個を継続して使うことです。


スポンサーリンク

TOEIC向け英語学習アプリは何を基準に選ぶ?

TOEIC対策アプリを選ぶ際は、まず次の3点を見ると迷いにくくなります。

  • 何を対策したいのか:単語・文法・リスニング・リーディング・総合対策
  • 何点を目指すのか:500点前後、600点台、700〜800点台、900点以上など
  • どこまで費用をかけるのか:完全無料、無料+課金、有料の総合型

この順番が重要です。

「一番人気のアプリはどれか」から探すのではなく、自分の課題→必要な機能→候補アプリという順に絞ると、余計な課金やアプリの入れ替えを減らせます。

単語力が不足しているなら英単語型

英文を読んでいて「文法以前に単語の意味が分からない」という方は、まず語彙対策が必要です。

候補になるのは「mikan」「究極英単語TOEIC 800点突破」「TOEIC 最初の500点突破!英単語アプリ」などです。

mikanはTOEICだけでなく、大学受験や英検などにも対応した英単語学習アプリで、4択形式でテンポよく単語を学べます。苦手な単語を繰り返し復習できる仕組みもあり、短時間学習と相性があります。

「究極英単語TOEIC 800点突破」は例文を使った語彙学習が特徴です。単語だけを孤立して覚えるより、文章の中で意味を確かめたい人に向いています。

500点前後をまず目指したい初心者には、「TOEIC 最初の500点突破!英単語アプリ」のように目標を絞った教材も候補になります。

単語学習は地味ですが、リーディングにもリスニングにも影響する土台です。

聞こえなかったと思った英語が、実は「音の問題」ではなく「その単語を知らなかっただけ」ということも珍しくありません。

文法が苦手ならPart5対策型

TOEIC Part5では、短い英文の空欄に適切な語句を選ぶ問題が出題されます。

ここでは品詞、時制、前置詞、接続詞、関係詞など、文法知識が正答を左右する問題があります。

「単語はある程度分かるのにPart5で迷う」という方は、文法特化型を組み合わせるとよいでしょう。

素材では「英文法640問2 英語TOEIC®テストPart5対策」や「TOEIC Part5 英語問題集」が挙げられています。

TOEIC Part5 英語問題集は、問題ごとに和訳や解説があり、正誤だけでなく解答時間も記録できるとされています。

ここで大切なのは、正解数だけを見るのではなく、なぜ他の選択肢が違うのかまで確認することです。

文法問題は同じ型が少し姿を変えて繰り返し現れます。一問を深く理解すると、その知識が次の数問にも効いてきます。

リスニングが苦手なら音声練習型

Part1〜Part4で点数を落としているなら、リスニングに特化したアプリが役立ちます。

「Listening for the TOEIC TEST」はPart1〜Part4の問題を選んで取り組み、台本も確認できるタイプとして紹介されています。

また、リスニングをさらに掘り下げたい人には「シャドテン」のようなシャドーイング中心のサービスもあります。

シャドーイングとは、聞いた英語のすぐ後を追いかけるように発音する練習です。シャドテンでは、提出した音声に対して英語学習の専門家からフィードバックを受ける仕組みが特徴とされています。

ただし、このタイプは一般的な問題演習アプリより費用が高くなる場合があります。

「TOEIC全体を勉強したい」のか、「リスニングだけを集中的に改善したい」のかを明確にして選びたいところです。

※画像はAIによるイメージ

1つで総合対策したいなら総合型

初心者が最も迷いにくいのは、単語・文法・リスニング・リーディングをまとめて学べる総合型です。

代表的な候補として、次のようなアプリがあります。

アプリ 主な特徴 向いている人
abceed AIによる問題推薦・予測スコア 問題演習を効率化したい人
Santaアルク AI診断・弱点分析・問題演習 現在地を把握して学びたい人
スタディサプリENGLISH TOEIC対策 講義・単語・文法・L&R演習 基礎から順序立てて学びたい人
トレーニング TOEIC test Part1〜7、単語問題など 無料中心で演習したい人
レシピー 読む・聞くなど幅広い英語学習 TOEICと実践英語を並行したい人

特に初心者の場合、教材を5種類も6種類も組み合わせると、「今日は何をすればよいのか」を考えるだけで疲れてしまいます。

その意味で、最初は総合型を軸にし、あとから弱点特化型を1つ追加する方法が現実的です。


スポンサーリンク

TOEICの目標スコア別におすすめアプリは変わる?

変わります。

同じTOEIC学習者でも、450点から600点を目指す人と、750点から850点を目指す人では、必要な勉強が異なるからです。

参考資料ではスコア帯をいくつかの方法で分類しています。こうした点数区分は媒体や目的によって異なるため、厳密な「英語力の階級」と考えるより、教材選びの目安として利用するのがよいでしょう。

500〜600点を目指す初心者

この段階では、高難度問題を大量に解くより、単語と基本文法を固めるほうが優先されます。

「チャレンジ600点 for the TOEIC®TEST」のような目標点別単語教材や、「TOEIC 最初の500点突破!英単語アプリ」のような初心者向け教材は選択肢になります。

総合型なら、基礎文法の講義を備えたスタディサプリENGLISHや、初心者向けコースを備えるSantaアルクなども候補です。

最初の段階で私が特に大切だと考えるのは、難しい教材を選んで自信を失わないことです。

英語を長く離れていた中高年の方なら、中学英文法まで戻っても何ら遠回りではありません。

むしろ、主語と動詞、時制、品詞などを一つずつ確認すると、それまで霧の中にあった英文の構造が少しずつ見えるようになります。

600〜700点台を目指す人

基礎がある程度できてくると、TOEIC独特の出題形式への慣れが重要になります。

Part5なら解答速度、Part3・4なら設問を先に確認する力、Part7なら長文を一定の速さで処理する力などが必要です。

この段階では、Santaアルク、スタディサプリENGLISH、abceedなど、問題演習と弱点分析を繰り返せる総合型が使いやすいでしょう。

無料中心なら「トレーニング TOEIC test」のようにPart1〜Part7まで演習できるアプリを補助教材として利用する方法もあります。

ここからは「知識を増やす」だけでなく、「知っている知識を時間内に取り出す」訓練が必要になります。

これはTOEIC対策で見落とされがちな点です。

700〜800点台を目指す人

この段階になると、苦手分野の特定がさらに重要になります。

全体を漫然と復習するより、

  • Part2の応答問題で落としている
  • Part5の品詞問題で時間を使う
  • Part7の後半まで到達できない
  • リスニングは高いがリーディングが伸びない

といった形で失点原因を具体的にしたほうが効率的です。

abceedのように学習履歴から問題を推薦するアプリや、SantaアルクのようにAIで弱点を分析するタイプは、この段階と相性があります。

また、Part7の処理速度を鍛えたい人なら、レシピーのような英語ニュースを読む機能を備えたサービスを補助的に使う方法も考えられます。

TOEIC問題だけを解き続けるのではなく、日常的に英文を読む量を増やすことも、読む速度を支える土台になります。

900点以上を目指す人

900点以上になると、「英語が分かるか」だけではなく、わずかな聞き漏らしや時間ロスを減らす精度が求められます。

この層では、初歩から順番に教える教材より、多数の問題演習や模試、弱点分析ができるサービスの価値が高くなります。

abceedでは多数の教材とAIを使った問題推薦、オンライン模試などが用意されていると紹介されています。

ただし、900点を目指す場合でもアプリだけに限定する必要はありません。

本番と同じ時間感覚で200問を解く練習は、紙の公式問題集や模試形式の教材を併用したほうが行いやすいことがあります。

アプリは万能教材というより、毎日の反復と弱点補強に強い道具と考えると位置づけが明確になります。


スポンサーリンク

TOEIC対策におすすめの英語学習アプリは?

2026年8月23日に更新された比較記事では34種類のTOEIC対策アプリが掲載され、人気順の上位には「abceed-TOEIC」「booco」「ターゲットの友」「TOEIC 公式教材」「スタディサプリENGLISH」などが挙げられていました。

別の2026年8月18日付の比較では、レシピー、Santaアルク、スタディサプリTOEICなどが中心に紹介されています。

ランキングの順位は媒体ごとの評価基準で変わりますので、ここでは「何位か」よりも何に強いかで見ていきます。

abceed|問題演習をAIで効率化したい人

abceedは、AIを活用した学習支援が特徴の英語学習アプリです。

参考資料では、20,000を超える教材の中から学習者に合う問題をAIが出題し、過去に間違えた問題の復習タイミングを知らせる仕組みが紹介されています。

また、多くのユーザーの学習データをもとにTOEIC予測スコアを算出する機能があります。

「どの問題集から手をつければよいか分からない」という方には、学習内容を絞ってくれること自体が利点です。

一方、問題演習を中心に進むため、英文法そのものを一から教わりたい初心者は、講義型教材と組み合わせたほうが理解しやすい場合があります。

Santaアルク|現在のスコアと弱点を知りたい人

Santaアルクは、AIによるスコア予測と弱点分析を前面に出したTOEIC特化型アプリです。

参考資料では約5,000問の問題、短時間学習、AIによる学習提案などが紹介されています。

初心者向けの文法・単語コースもあり、現在の実力を把握してから学習を組み立てたい人には使いやすいでしょう。

ただし、料金やプランは資料間でも記載が異なっています。

こうしたサブスクリプション型サービスは料金体系やキャンペーンが変更されることがあるため、申し込み前には必ず公式情報で最新条件を確認してください。

スタディサプリENGLISH TOEIC対策|講義から学びたい人

スタディサプリENGLISHのTOEIC対策コースは、リスニングPart1〜4、リーディングPart5〜7に加えて、単語や文法などを総合的に学べるサービスです。

参考資料では、講義動画やTOEIC複数回分相当の演習問題、ディクテーション、シャドーイングなどが紹介されています。

特に魅力なのは、問題の答えだけでなく「なぜそうなるのか」を講義で学べる点でしょう。

学校英語から時間が空いている人にとって、答え合わせだけで学習を進めるのは意外に難しいものです。

「問題→不正解→解説を読む」だけで理解できない場合は、講師の説明を聞けるタイプのほうが合うことがあります。

料金や無料体験期間などは変更される可能性がありますので、利用時点の公式情報を確認してください。

mikan|単語をテンポよく復習したい人

mikanは英単語学習を中心とするアプリで、TOEIC以外にも大学受験や英検など幅広い用途があります。

4択式で次々と答える仕組みにより、スマートフォンで多くの単語に触れやすいのが特徴です。

間違えた単語を繰り返す仕組みもあるため、「単語帳を最初から読み直しているうちに途中で止まってしまう」という人にも使いやすいでしょう。

有料プランでは利用できる教材や機能が増えるとされていますが、こちらも最新の料金や対象教材は公式情報で確認する必要があります。

トレーニング TOEIC test|無料でPart別演習を増やしたい人

「トレーニング TOEIC test」は、Part1〜Part7までの問題と、目標スコア別の単語問題を扱う無料アプリとして紹介されています。

「まず費用をかけずにTOEIC形式の問題を解きたい」という人には魅力があります。

すべての問題にポイント解説が付くとされていますが、詳しい講義を受けながら学ぶ総合型とは性格が異なります。

そのため、基礎知識を別教材で学びながら、演習量を増やすための補助教材として使うと分かりやすいでしょう。

TOEIC公式教材・公式コンテンツ|本番との距離を縮めたい人

国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)関連のアプリとして、「TOEIC 公式教材」や「TOEIC公式コンテンツ by IIBC」も紹介されています。

「TOEIC 公式教材」は、テストを制作するETSの公式教材コンテンツをベースとし、公式教材の音声を利用できる点が特徴です。

書籍を持っている場合には、アプリ内のマークシート機能で採点できる仕組みも紹介されています。

一方、「TOEIC公式コンテンツ by IIBC」では、音声とテキストによる英会話エピソードや、TOEIC Programの情報、日々の英語学習向けコンテンツなどが用意されています。

アプリ選びでは便利な機能に目を奪われがちですが、本番に近い英語や問題形式に触れることも忘れたくない視点です。

※画像はAIによるイメージ

スポンサーリンク

無料と有料のTOEICアプリはどちらがおすすめ?

結論からいえば、最初は無料で試し、学習の中心にするアプリだけ有料化する方法が無理のない選び方です。

無料アプリにも、単語やPart別演習で十分に役立つものがあります。

素材では「はじめてのTOEIC問題集」が、リスニング・リーディングと目標スコア別英単語問題を無料で利用できるアプリとして紹介されています。

「トレーニング TOEIC test」や「TOEIC Part5 英語問題集」のように、特定の分野を無料で練習できるアプリもあります。

一方、有料アプリには、AI分析、詳細な講義、多数の教材、学習履歴管理、模試などをまとめて利用できるものがあります。

つまり無料と有料の違いは、単純な「質の上下」ではありません。

無料アプリは目的を絞れば強く、有料アプリは複数の学習を一つにまとめやすいと考えると分かりやすいでしょう。

私は、最初から複数の有料サービスへ申し込む必要はないと考えています。

たとえば、

「総合型アプリ1つ+無料単語アプリ1つ」

あるいは、

「公式問題集+無料Part5アプリ」

くらいから始めても十分です。

1週間ほど使ってみて、「毎日自然に開けるか」「解説が理解できるか」「復習したい問題へ戻りやすいか」を確認します。

無料体験があるサービスなら、料金だけでなく自分の生活に入るかどうかを試す期間と考えるとよいでしょう。

料金、無料期間、利用可能な教材、App Store・Google Play経由の価格などは変更されることがあります。契約前には必ず各サービスの公式情報を確認してください。


スポンサーリンク

スコアアップにつながるアプリの使い方とは?

ここが、アプリそのものの比較以上に重要です。

同じアプリを使っても、使い方によって学習効果は大きく変わります。

私が勧めたいのは、「解く→間違いを分ける→翌日もう一度解く」までを1セットにすることです。

TOEIC学習では、不正解を次の4種類ほどに分けてみると原因が見えやすくなります。

  • 単語を知らなかった
  • 文法を理解していなかった
  • 音を聞き取れなかった
  • 時間が足りなかった

同じ不正解でも原因はまったく違います。

「単語不足」なら単語アプリへ戻ります。

「文法不足」なら解説や講義を確認します。

「聞き取り不足」なら音声とスクリプトを照合します。

「時間不足」ならタイマーを使って解き直します。

こうして原因と復習方法を結びつけると、アプリが単なるクイズではなくなります。

もう一つ大切なのは、アプリを増やしすぎないことです。

新しい教材を見つけると、「こちらのほうが伸びるのではないか」と気になります。しかし10個のアプリを少しずつ触るより、1つの総合型と1つの弱点対策型を繰り返すほうが、学習履歴が蓄積されます。

AI型アプリの場合は特にそうです。

学習データをもとに弱点や予測スコアを出す仕組みなら、頻繁に別のサービスへ移るより、ある程度継続したほうがデータを学習改善に生かしやすくなります。

そして週に1回は、アプリを開く前に次の数字だけ確認してみてください。

「今週、何分勉強したか」

「一番正答率が低かったPartはどこか」

「先週間違えた問題を解けるようになったか」

点数を上げる学習とは、毎日派手に成長を実感するものではありません。

前に間違えた一問が解けるようになる。その小さな変化を積み重ねた先にスコアがあります。


スポンサーリンク

TOEIC対策アプリを選ぶうえで私が重視したいこと

ここからは私見です。

TOEIC対策アプリを比較すると、AI、問題数、講義本数、収録単語数など、どうしても大きな数字へ目が向きます。

しかし、私は最も重要なのは「毎日戻ってこられる設計かどうか」だと考えています。

5,000問収録されていても、難しすぎて3日で開かなくなれば十分に使えません。

反対に、1日10問でも、間違えた問題を翌日復習し、それを3か月続けられれば相当な学習量になります。

特に大人の学び直しでは、「若いころと同じ速度で覚えられるか」と心配になる方もいるでしょう。

けれども、大人には大人の強みがあります。

仕事や生活の経験があるため、TOEICに登場する会社、会議、予約、出張、契約、案内などの場面を具体的に想像できます。

単語を単なる日本語訳として覚えるのではなく、「職場ならどんな場面で使う言葉か」と結びつけることで、記憶に残りやすくなることがあります。

また、アプリには「学習を開始するまでの摩擦が少ない」という、紙の教材とは別の強みがあります。

参考書なら、机を片づけ、本を開き、音源を準備しなければならないことがあります。

スマートフォンなら、電車を待つ5分でも一問始められます。

私はここに、TOEIC対策アプリの本当の価値があると考えています。

アプリは学習内容を魔法のように簡単にしてくれる道具ではありません。

勉強を始めるまでの距離を短くしてくれる道具なのです。

この視点で選ぶと、ランキング順位とは違う答えが出てきます。

朝に3分しか時間がない人には短時間学習型がよいでしょう。

英文法を忘れている人には講義型がよいでしょう。

すでに700点台で弱点が分からない人にはAI分析型が向きます。

費用をかけたくない人なら、無料問題集と公式教材を組み合わせる方法もあります。

つまり、万人にとっての「最強アプリ」を探す必要はありません。

自分が今日も開けるアプリこそ、自分にとって最も価値のあるアプリです。


スポンサーリンク

まとめ|TOEIC対策アプリは目標と弱点から選ぼう

TOEIC対策におすすめの英語学習アプリを選ぶときは、人気順だけを見るのではなく、対策したい分野・目標スコア・料金の3点から考えることが大切です。

単語ならmikanなどの語彙型、Part5なら文法問題型、リスニングなら音声特化型、全体を学びたいならabceed、Santaアルク、スタディサプリENGLISHなどの総合型が候補になります。

初心者は基礎を順序立てて学べるもの、中級者以降は問題演習や弱点分析を重視すると選びやすくなります。

そして、アプリを使ったスコアアップで忘れたくないのは、不正解を放置しないことです。

「単語」「文法」「聞き取り」「時間」のどこで失点したかを確かめ、翌日もう一度解く。この小さな繰り返しが、点数を伸ばすための確かな土台になります。

アプリはたくさん入れる必要はありません。

まず総合型を1つ選び、必要であれば苦手分野を補うアプリを1つ加える。そのくらいのシンプルな構成から始めるほうが、毎日の学習を続けやすいでしょう。

料金や無料体験期間、収録教材、対応OSなどは変更される場合がありますので、利用前には各サービスの最新情報を公式サイトやアプリストアで確認してください。


スポンサーリンク

よくある質問

TOEIC初心者にはどの英語学習アプリがおすすめですか?

初心者には、単語・英文法・リスニング・リーディングを順序立てて学べる総合型が使いやすいでしょう。

スタディサプリENGLISH TOEIC対策やSantaアルクなどが候補になります。英語から長く離れていた人は、中学英文法を復習できる教材が含まれているかも確認すると安心です。

無料のTOEIC対策アプリだけでも勉強できますか?

できます。

「トレーニング TOEIC test」「はじめてのTOEIC問題集」「TOEIC Part5 英語問題集」など、無料で問題演習できるアプリも紹介されています。

ただし、講義、AI分析、模試、詳細な学習管理などを一つにまとめたい場合は有料サービスが便利です。まず無料版を使い、必要性を感じてから有料プランを検討するとよいでしょう。

TOEIC対策はアプリだけで十分ですか?

日々の単語学習やPart別演習にはアプリが便利ですが、本番と同じ時間感覚で200問を通して解く練習は別に行ったほうが安心です。

特に受験日が近づいたら、TOEIC公式教材や模試形式の教材も併用し、アプリを「毎日の反復」、模試を「本番練習」と役割分担すると学習を整理しやすくなります。

長く学びを続けてきて感じるのは、上達とは大きな一歩を何度も踏み出すことではなく、小さな一歩をやめないことだということです。

TOEIC対策でも、一日ですべてを覚える必要はありません。今日10分学び、明日また同じ場所へ戻ってくる。その静かな積み重ねを大切にしていただければと思います。

天水健太郎

元行政職員・生涯学習コラムニスト

コメント

タイトルとURLをコピーしました