- 中学生向け英語学習アプリはどう選ぶ?定期テストと受験で目的を分けよう
- 中学生におすすめの英語学習アプリ12選|特徴を比較
- Duolingo|英語が苦手な中学生の入り口に使いやすい
- mikan|中学英単語を繰り返し覚えたい人におすすめ
- 早打ち英文法|並び替え問題で英文法を反復できる
- Try IT|授業が分からなくなった中学生の復習に
- スタディサプリ中学講座|定期テストから高校受験まで体系的に学びたい人向け
- NHKゴガク 語学講座|毎日のリスニング習慣を作りやすい
- AI英会話スピークバディ|声に出して英語を使いたい人に
- 基礎から学ぶ瞬間英作文・文法|英作文を強化したい中学生に
- スペルで覚える英単語シリーズ|英単語を書けない悩みを補える
- HAMARU|英単語学習の退屈さを減らしたい人に
- AIえいご-マグナとふしぎの少女|物語を楽しみながら学びたい人に
- みんなの英単語帳|学校のテスト範囲を自分で登録できる
- AGO Phonics Sound Pad|発音とスペルの関係から学び直せる
- 定期テスト・高校受験に英語学習アプリをどう使う?
- 中学生の英語学習アプリは1日何分?続けるための使い方を考察
- まとめ|中学生向け英語学習アプリは目的を1つ決めて選ぼう
- よくある質問
中学生向け英語学習アプリは、単語・文法・定期テスト・高校受験など、いま伸ばしたい力に合わせて選ぶことが大切です。
中学英語は学年が進むほど学習量が増えますが、アプリなら部活動や宿題の合間にも短時間で復習できます。特にDuolingo、mikan、早打ち英文法、スタディサプリ中学講座、Try ITなどは、それぞれ異なる目的で活用しやすい選択肢です。
- 中学生向け英語学習アプリはどう選ぶ?定期テストと受験で目的を分けよう
- 中学生におすすめの英語学習アプリ12選|特徴を比較
- Duolingo|英語が苦手な中学生の入り口に使いやすい
- mikan|中学英単語を繰り返し覚えたい人におすすめ
- 早打ち英文法|並び替え問題で英文法を反復できる
- Try IT|授業が分からなくなった中学生の復習に
- スタディサプリ中学講座|定期テストから高校受験まで体系的に学びたい人向け
- NHKゴガク 語学講座|毎日のリスニング習慣を作りやすい
- AI英会話スピークバディ|声に出して英語を使いたい人に
- 基礎から学ぶ瞬間英作文・文法|英作文を強化したい中学生に
- スペルで覚える英単語シリーズ|英単語を書けない悩みを補える
- HAMARU|英単語学習の退屈さを減らしたい人に
- AIえいご-マグナとふしぎの少女|物語を楽しみながら学びたい人に
- みんなの英単語帳|学校のテスト範囲を自分で登録できる
- AGO Phonics Sound Pad|発音とスペルの関係から学び直せる
- 定期テスト・高校受験に英語学習アプリをどう使う?
- 中学生の英語学習アプリは1日何分?続けるための使い方を考察
- まとめ|中学生向け英語学習アプリは目的を1つ決めて選ぼう
- よくある質問
中学生向け英語学習アプリはどう選ぶ?定期テストと受験で目的を分けよう
中学生が英語学習アプリを選ぶとき、まず考えたいのは「人気があるか」ではなく、何のために使うのかです。
中学校では単語だけでなく、英文法、リスニング、読解、英作文、スピーキングなど幅広い力が求められます。そのため、目的の違うアプリを同じ基準で比べても、自分に合うものは見つけにくいのです。
たとえば、英単語を覚えられず困っている生徒と、学校の英文法そのものが理解できていない生徒では、選ぶべきアプリが違います。
参考資料では、中学校3年間で扱う英単語数について、学習指導要領に基づき1,600〜1,800語程度が一つの目安として紹介されています。これだけの語彙を一度に覚えようとすると大変ですから、毎日の小さな反復が重要になります。
私が中学生向けの英語学習アプリを整理するなら、まず次のように目的を分けます。
- 英単語を覚えたい:mikan、スペルで覚える英単語シリーズなど
- 英文法を理解したい:早打ち英文法、Try ITなど
- 学校の授業・定期テストを対策したい:スタディサプリ中学講座、Try IT
- リスニングを伸ばしたい:NHKゴガク、Duolingoなど
- スピーキングを練習したい:AI英会話スピークバディ、AIえいご-マグナとふしぎの少女
- 英語への苦手意識を減らしたい:Duolingo、HAMARUなど
ここで大切なのは、最初から何でもできる万能アプリを探し続けないことです。
弓道でも、射法八節を一度にすべて直そうとすれば、かえって何を意識すればよいのか分からなくなります。英語も同じで、まず「単語」「文法」「定期テスト」のように一つの課題を決めたほうが取り組みやすくなります。
また、無料か有料かだけで判断するのも避けたいところです。
無料アプリでも十分に学べるものがありますが、広告表示や利用できる教材、復習機能などに制限が設けられる場合があります。一方、有料サービスは映像授業や学習管理、AIによる分析などが充実していることがあります。
料金や無料体験の内容は変更されることがあるため、契約する場合は必ず公式情報を確認してください。
中学生におすすめの英語学習アプリ12選|特徴を比較
今回の主な参考資料として紹介されている中学生向け英語学習アプリは12種類です。
それぞれ得意分野がかなり違いますので、「どれが一番か」ではなく、自分の困りごとを解決できるかという視点で比較すると選びやすくなります。
アプリ 主な学習内容 向いている中学生
Duolingo 単語・文法・4技能 英語が苦手、楽しく基礎から始めたい
AI英会話スピークバディ 英会話・発音 スピーキングを練習したい
早打ち英文法 英文法・語順 文法問題を反復したい
NHKゴガク 語学講座 リスニング・会話 音声中心で学びたい
Try IT 映像授業・文法 学校の授業を復習したい
基礎から学ぶ瞬間英作文・文法 文法・英作文 英文を自分で作る練習をしたい
スペルで覚える英単語シリーズ 単語・スペル 書けない単語を減らしたい
mikan 英単語・発音 語彙をテンポよく増やしたい
HAMARU 英単語 ゲーム感覚で続けたい
AIえいご-マグナとふしぎの少女 会話・単語・発音 遊びながら英語に慣れたい
みんなの英単語帳 単語帳・テスト 定期テスト範囲を自分で管理したい
AGO Phonics Sound Pad フォニックス・発音 発音とつづりの関係を学びたい
Duolingo|英語が苦手な中学生の入り口に使いやすい
Duolingoは、短時間のレッスンをゲームのように進めながら、単語、文法、リスニング、スピーキングなどを学べるアプリです。
語彙の並べ替えなどを繰り返す仕組みがあり、英文法を最初から難しい用語で覚えるのではなく、問題を解きながら英語の形に慣れていける点が特徴です。
特に向いているのは、「英語が全く分からなくなってきた」「単語帳を開くだけで気が重い」という中学生でしょう。
英語が苦手になった生徒の場合、最初に必要なのは難問を解くことではありません。毎日英語に触れても苦痛ではない状態を作ることが先です。
Duolingoは、この入口づくりに使いやすいと私は考えます。
ただし、学校ごとの定期テスト範囲に完全に合わせて進む教材ではありません。そのため、教科書の試験範囲そのものを仕上げる場合は、学校教材との併用が必要です。
mikan|中学英単語を繰り返し覚えたい人におすすめ
mikanは英単語学習を中心とするアプリで、「覚える→テスト→復習」という流れをテンポよく繰り返せる点が特徴です。
参考資料では、中学英語だけでなく、英検、TOEICなど幅広い学習コースが用意され、ネイティブ発音を聞きながら単語を覚えられる点も紹介されています。
4択問題やカード形式で進められるため、紙の単語帳を一ページずつめくるより短時間で反復しやすいでしょう。
英単語は一度覚えて終わりではありません。
昨日覚えた単語を今日忘れるのは、ごく自然なことです。大切なのは「忘れないこと」より、忘れかけたころに何度も出会うことです。
この意味で、通学前の5分、夕食前の5分といった細切れ時間を使える単語アプリは、中学生と相性がよいと感じます。
早打ち英文法|並び替え問題で英文法を反復できる
「早打ち英文法」は、中学・高校レベルの英文法をゲーム感覚で学習できるアプリです。
特徴的なのが、正しい語順になるよう英単語を選んで英文を完成させる「整序英作文」です。風船を割るような演出を取り入れ、単調になりがちな英文法の練習をテンポよく進められる設計になっています。
各文法項目には複数の例文が用意され、同じ型を繰り返し練習できます。
中学生の場合、「三人称単数」「現在完了」といった文法用語の説明は分かっていても、実際に英文を作ろうとすると語順が崩れることがあります。
そのような生徒には、知識を読むだけでなく、何度も英文を組み立てる練習が有効です。
定期テストで並び替え問題が苦手な場合にも、取り入れやすいでしょう。
Try IT|授業が分からなくなった中学生の復習に
Try ITは、中学生から高校生までを対象にした映像授業サービスです。
元資料では4,000本以上の授業動画が用意され、1回の授業は約15分と紹介されています。スマートフォン、タブレット、PCなどから利用でき、学校の予習・復習や定期テスト対策に活用できます。
英単語アプリとの大きな違いは、「なぜこの答えになるのか」を講師の説明で理解できることです。
たとえば、be動詞と一般動詞の区別そのものが分かっていない場合、単語を何百個覚えても英文法の問題は解きにくいでしょう。
そういうときは問題数を増やす前に、一度授業に戻ったほうが早いことがあります。
英語は積み重ね型の教科です。
中学2年生で分からなくなった原因が、中学1年生で学んだ疑問文や三人称単数にあることも珍しくありません。映像授業は、その「戻る学習」がしやすいのが利点です。
スタディサプリ中学講座|定期テストから高校受験まで体系的に学びたい人向け
別の参考資料では、中学生向け英語学習サービスとして「スタディサプリ中学講座」も紹介されています。
プロ講師による映像授業と演習問題を組み合わせ、学校の授業の復習、定期テスト対策、高校受験まで体系的に学べるのが特徴です。
苦手な単元まで戻って学んだり、理解している内容を先に進めたりできるため、学年だけに縛られず自分の理解度に合わせられます。
これは中学英語では大きな意味があります。
たとえば現在完了が理解できないとき、現在形・過去形・過去分詞など、それ以前の知識に穴があることがあります。
「今の学年の教材を何度読んでも分からない」という場合、学年をさかのぼれる教材は有力な選択肢になります。
参考資料ではベーシックコースの料金例や無料体験期間も紹介されていますが、料金体系やキャンペーンは変わる可能性があります。申し込み前には最新の公式情報を確認してください。
NHKゴガク 語学講座|毎日のリスニング習慣を作りやすい
NHKゴガクは、NHKの語学講座を利用して学べるサービスです。
参考資料では、1回10〜15分程度の講座があり、「中学生の基礎英語」など初心者向けの内容を使って、単語や文法、リスニング、発音を学べると紹介されています。
机に向かって問題集を解く勉強ばかりでは疲れてしまう中学生もいるでしょう。
そのようなとき、音声を聞く学習を間に入れると、勉強のリズムを変えられます。
また、英語は「文字を見れば分かるが、聞くと分からない」という状態になりやすい教科です。
定期テストのリスニングや高校入試を考えても、音声に触れる時間は早い段階から確保しておきたいところです。
AI英会話スピークバディ|声に出して英語を使いたい人に
AI英会話スピークバディは、AIキャラクターとの対話を通じてスピーキングを練習するアプリです。
レベルチェックをもとに学習プランを提案し、発音やイントネーションなどを確認しながら会話練習を進める仕組みが紹介されています。
英会話というと、人間の先生と話すことを思い浮かべるかもしれません。
しかし中学生のなかには、「間違えたら恥ずかしい」と感じ、知っている英語さえ口から出なくなる人がいます。
その点、AI相手なら同じ表現を何度試しても気兼ねしにくいでしょう。
学校で学んだ文法を「知っている英語」から「口から出る英語」に変える練習として活用できます。
ただし有料プランを含むサービスですので、継続利用する場合は保護者と相談し、料金や無料体験の最新条件を確認しておくことが大切です。
基礎から学ぶ瞬間英作文・文法|英作文を強化したい中学生に
「基礎から学ぶ瞬間英作文・文法」は、小・中学校レベルの文法や語法を使った例文で英文を作る練習ができるアプリです。
参考資料では1,000問以上の問題、ヒントや詳しい解説、ネイティブ音声、学習記録などの機能が紹介されています。
英作文では、「答えを見れば分かる」のに、自分では英文が出てこないことがあります。
これは理解不足とは限りません。知識を取り出す練習が足りない場合もあります。
日本語を見て英文を作る練習は、文法知識を実際に使える形にするのに役立ちます。定期テストの英作文はもちろん、将来的な高校入試の記述問題にもつながる学習です。
スペルで覚える英単語シリーズ|英単語を書けない悩みを補える
「スペルで覚える英単語シリーズ」は、単語の意味だけでなく、つづりまで覚えたい中学生向けのアプリです。
中学1年生で扱うfriendやlibraryなどの単語を、発音と組み合わせながら学習する例が紹介されています。
選択式の問題では正解できても、いざ自分で書くとスペルが出てこないことはよくあります。
高校入試や定期テストでは、自分で単語を書く場面があります。そのため、意味を選べるだけで満足せず、「見ないで書けるか」まで確認することが重要です。
スマートフォンでアルファベットを入力する形式なら、紙と鉛筆を出せない移動時間にも練習できます。
ただし、本番の定期テストでは実際に手書きするため、最後は紙にも書いて確認しておくと安心です。
HAMARU|英単語学習の退屈さを減らしたい人に
HAMARUは、美しいグラフィックやBGM、ゲーム的な演出を取り入れた英単語アプリです。
中学・高校レベルからTOEICレベルまで幅広い難易度に対応し、意味を選ぶ形式やスペルを作る形式などが紹介されています。
私は、このアプリの価値は「英単語を特別に難しく教えること」より、勉強を始める心理的な重さを軽くすることにあると見ています。
どれほど優れた参考書でも、開かなければ学習は始まりません。
英語そのものが嫌いになりかけている中学生なら、最初の10分をゲーム感覚で始められること自体が意味を持ちます。
一方、高校受験の直前期には志望校の問題形式に合わせた演習も必要です。ゲーム型アプリだけで受験対策を完結させるのではなく、基礎固めの一部として考えるのがよいでしょう。
AIえいご-マグナとふしぎの少女|物語を楽しみながら学びたい人に
「AIえいご-マグナとふしぎの少女」は、3Dアニメーションの物語やAIキャラクターとの会話を取り入れた英語学習アプリです。
AIキャラクター「レイちゃん」と英会話をしたり、クイズで英単語を学んだりしながら、「聞く」「話す」力を伸ばす構成が紹介されています。
習熟度に合わせて出題難易度を調整する仕組みもあり、机に向かう学習を苦痛に感じやすい生徒にも取り入れやすいでしょう。
特に中学1年生など、まだ英語の学習習慣そのものが固まっていない時期には、「英語=問題集」という印象だけにしないことも大切です。
楽しく始め、慣れてきたら教科書や問題集につなぐ使い方が考えられます。
みんなの英単語帳|学校のテスト範囲を自分で登録できる
「みんなの英単語帳」は、自分で単語帳を作ったり、他の利用者が作った単語帳を使ったりできるアプリです。
4択問題や入力問題などの出題方法を選び、学習速度や音声などを調整できる点が特徴として紹介されています。
このアプリが定期テスト対策で面白いのは、一般的な「中学英語」ではなく、自分の学校で実際に試験に出る範囲に近づけられることです。
定期テストでは、全国共通の重要語だけでなく、その学校で使っている教科書や授業プリントから出題されることがあります。
テスト範囲の単語を自分で登録し、間違えた語だけ繰り返せば、自分専用の小さな問題集になります。
AGO Phonics Sound Pad|発音とスペルの関係から学び直せる
AGO Phonics Sound Padは、フォニックスに特化した学習アプリです。
アルファベットの基本的な音から、ighやdgeといった文字の組み合わせまで扱い、英語のつづりと発音の関係を学べると紹介されています。
中学生のなかには、単語を意味だけで丸暗記し、初めて見る単語をほとんど読めない生徒もいます。
そのような場合、単語を一個ずつ覚えるだけでなく、「この文字の並びなら、こういう音になりやすい」という規則に触れることが助けになる場合があります。
すぐに定期テストの点数だけを上げる教材というより、発音やリスニングの土台を補う位置づけで利用するとよいでしょう。
定期テスト・高校受験に英語学習アプリをどう使う?
中学生向け英語学習アプリは、ただ毎日開けばよいわけではありません。
目的によって使う時期と役割を変えると、学校教材とのすみ分けがしやすくなります。
定期テスト2〜3週間前は「学校の範囲」を最優先にする
定期テストで点を取りたい場合、最優先すべきものは学校の教科書、ワーク、プリント、授業ノートです。
どれほど人気のアプリでも、学校の試験範囲を完全に把握しているわけではありません。
そこでアプリは、次のような補助役にすると使いやすくなります。
単語が弱いならmikanやスペル学習系アプリ、文法が弱いなら早打ち英文法、授業そのものが理解できないならTry ITやスタディサプリ中学講座という具合です。
特に「何となく全部苦手」という場合は、いきなり問題集を何冊も増やすより、最も間違いが多い分野を一つ見つけましょう。
高校受験ではアプリだけに頼らない
高校受験に英語アプリを使うことはできますが、アプリだけで受験勉強を完結させるのはおすすめしません。
高校入試では、長文読解、英作文、リスニングなどをまとまった時間で解く力も必要になるからです。
アプリは細切れ時間の反復には強い一方、入試問題一回分を時間を計って解くような練習は、紙の過去問題集などのほうが取り組みやすい場合があります。
つまり、アプリには「毎日の基礎体力づくり」を任せ、本番形式の練習は別に行うのです。
これは今回の比較から見えてくる重要なポイントです。
アプリを参考書の代わりにするのではなく、参考書を開けない時間を学習時間に変える道具と考えると、その長所が生きてきます。
英語が全くできないなら中1内容まで戻る
中学2年生や3年生になって「英語が全く分からない」と感じた場合でも、現在の学年の問題を繰り返すだけが解決策ではありません。
たとえば一般動詞の疑問文が分からないまま過去形を学び、さらに現在完了へ進むと、分からないものが積み重なってしまいます。
この場合、学年にこだわらず、中学1年生の基本文まで戻ったほうが近道になることがあります。
Duolingoのような初心者向けの総合型アプリや、映像授業で基礎単元まで戻れるサービスは、このような学び直しに向いています。
年齢を重ねてから勉強をやり直してきた私自身も感じることですが、「戻る」ことは後退ではありません。
土台を締め直してから前へ進むほうが、結果として遠くまで進めます。
中学生の英語学習アプリは1日何分?続けるための使い方を考察
ここからは、紹介されている各アプリの特徴を踏まえた私見です。
中学生のアプリ学習で最も大切なのは、一日に大量の問題を解くことではなく、学校の学習と衝突しない小さな習慣にすることだと考えています。
中学生は英語だけを勉強しているわけではありません。
数学、国語、理科、社会の宿題があり、部活動や行事もあります。毎日「英語アプリを1時間やる」と決めても、現実には続かないことが多いでしょう。
そのため、最初は10〜15分程度でも十分です。
たとえば次のように役割を固定すると迷いにくくなります。
朝に英単語を5〜10分、帰宅後に学校のワーク、夜にリスニングを10分という形です。
重要なのは、アプリを起動したあと「今日は何をしよう」と考えなくて済む状態を作ることです。
毎日の意思決定を減らすほど、習慣は続きやすくなります。
「楽しいアプリ」と「点数を取る教材」は同じでなくてよい
今回の資料を読み比べて特に感じるのは、アプリには大きく二つの役割があるということです。
一つは、学校の授業や試験範囲を体系的に学ぶ役割です。
もう一つは、英語に触れる回数を増やし、勉強そのものへの抵抗感を弱める役割です。
スタディサプリ中学講座やTry ITは前者に近く、Duolingo、HAMARU、AIえいご-マグナとふしぎの少女などは後者の性格を持っています。
どちらか一方が優れているわけではありません。
英語が嫌いで机に向かえない時期に、いきなり受験問題を大量に解かせても続きません。反対に、高校入試直前までゲーム形式だけで学習していても、実戦演習が不足します。
学習段階によって使う道具を変えることが大切なのです。
AI英会話は「間違える練習」ができることに価値がある
近年の英語学習アプリで目立つ変化の一つが、AIを使ったスピーキング学習です。
スピークバディやAIえいご-マグナとふしぎの少女など、音声を使って会話するタイプのアプリが登場しています。
私が注目したいのは、AIが人間の先生に完全に代わるかどうかではありません。
中学生にとって大きいのは、何回間違えても恥ずかしくない練習場所ができたことです。
英語を話せない理由は、知識不足だけではありません。「間違えたらどうしよう」と思って口を閉じてしまうことがあります。
AI相手に何度も声を出すことで、学校で発言するときの心理的な負担が少し軽くなるなら、それだけでも利用価値があります。
ただし、AIの判定を常に絶対視する必要はありません。
学校の先生から学ぶ文法や発音、教科書の内容も大切にしながら、一つの練習相手として使うのがよいでしょう。
保護者は「勉強時間」より「何ができるようになったか」を見る
保護者の方が学習アプリを導入すると、利用時間や連続学習日数を見たくなることがあります。
もちろん継続は大切です。
しかし、30分アプリを開いていたことと、30分集中して英語を学んだことは同じではありません。
「今週は教科書の単語を30個書けるようになった」「三単現の問題を間違えなくなった」「英語の音声が少し聞き取れるようになった」といった小さな変化を見るほうが、私は大切だと考えます。
学習記録やランキングは、あくまで続けるための仕掛けです。
数字を増やすことそのものが目的にならないよう、ときどき「このアプリで何ができるようになったか」を確認してみてください。
まとめ|中学生向け英語学習アプリは目的を1つ決めて選ぼう
中学生向け英語学習アプリには、Duolingo、mikan、早打ち英文法、NHKゴガク、Try IT、AI英会話スピークバディなど、さまざまな選択肢があります。
大切なのは、人気ランキングだけで一つを決めるのではなく、単語、文法、定期テスト、高校受験、リスニング、スピーキングのどこを伸ばしたいのかを先に決めることです。
英単語ならmikanやスペル学習系、英文法なら早打ち英文法、学校授業の理解ならTry ITやスタディサプリ中学講座、英語への苦手意識が強いならDuolingoやゲーム型アプリというように使い分けられます。
定期テストでは学校の教科書やワークを中心にし、アプリは弱点補強に使うのが基本です。高校受験では、アプリで日々の単語・文法・リスニングを積み上げながら、過去問などで本番形式の演習も行う必要があります。
学びは、急いだから定着するものではありません。
一日10分でも昨日知らなかった単語を一つ覚え、分からなかった文法を一つ理解する。その積み重ねが、数か月後にはかなり大きな差になります。
英語学習アプリは、その小さな積み重ねを続けるための道具として選んでみてください。
よくある質問
中学生が完全無料で使いやすい英語学習アプリはありますか?
あります。
今回の資料では、Duolingo、早打ち英文法、NHKゴガク、Try ITなど、無料で利用できる学習手段が紹介されています。また、mikanなど無料範囲が用意されているアプリもあります。
ただし、アプリ内課金、広告表示、利用機能の制限などはサービスによって異なります。無料範囲や料金体系は変更される可能性があるため、利用前に最新情報を確認してください。
中学生の定期テスト対策にはどの英語アプリがおすすめですか?
授業内容そのものが分からない場合は、Try ITやスタディサプリ中学講座のような映像授業型が使いやすいでしょう。
単語だけ弱いならmikanやスペル系アプリ、英文法の並び替え問題が苦手なら早打ち英文法など、弱点に合わせる方法もあります。
ただし定期テストは学校ごとに範囲が違いますので、教科書、学校ワーク、授業プリントを最優先にしてください。
英語が全くできない中学生でもアプリで勉強できますか?
できます。
英語に苦手意識が強い場合は、Duolingoなどゲーム感覚で基礎から学べるアプリや、映像授業で中学1年生の内容まで戻れるサービスから始める方法があります。
現在の学年に無理に合わせる必要はありません。分からなくなった単元まで戻り、単語と基本文法を少しずつ積み直すほうが、その後の学習が楽になることがあります。
執筆:天水健太郎(元行政職員・生涯学習コラムニスト)


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