英語学習アプリは、無料でも単語・文法・リスニング・スピーキングまで幅広く学べます。大切なのは「無料」の範囲を確かめ、自分の目的に合うものを1つ選んで続けることです。
2026年8月23日に更新された英語勉強アプリの比較情報などをもとに、お金をかけずに始めやすいアプリを整理しました。完全無料で使えるものと、無料プランに利用制限があるものを分けて考えると、選びやすくなります。
無料の英語学習アプリおすすめは?まず試したい7選
無料で英語を学びたい方にとって、最初に知っておきたいのは、「無料ダウンロード」と「無料で十分学習できる」は同じではないということです。
アプリによって、全機能を無料で使えるもの、基本レッスンだけ無料のもの、1日あたりの利用回数や時間が決まっているものがあります。
今回の元資料から、お金をかけずに学習を始めやすいものを目的別にまとめると、次のようになります。
アプリ 無料での主な学習内容 向いている人
マグナとふしぎの少女 単語・文法・リスニング・発音・英会話 完全無料を重視したい初心者
Duolingo 読む・聞く・話す・書く ゲーム感覚で習慣化したい人
ChatGPT 英会話・文法・単語・ロールプレイ 自由に英会話を練習したい人
AI英会話-無限トーク AI英会話・瞬間英作文 人と話す前に会話練習したい人
Praktika AIアバターとの英会話 短時間のスピーキングを続けたい人
Santaアルク TOEIC診断・一部学習 TOEIC対策を無料から試したい人
レシピー 英語記事・単語など ニュースを読みながら学びたい人
この中で「できるだけ課金せず長く使いたい」という条件を最優先するなら、まずマグナとふしぎの少女、Duolingoから試すのが分かりやすいでしょう。
一方、「英語を実際に話す時間を増やしたい」という方には、ChatGPT、無限トーク、PraktikaなどのAI会話型が候補になります。
無料アプリ選びでは、人気ランキングの1位を探すこと以上に、無料の範囲と自分の目的が重なる場所を探すことが大切だと私は考えています。
マグナとふしぎの少女|完全無料で総合的に学びたい人向け
「マグナとふしぎの少女」は、元資料ではすべての機能を無料で利用できる英語学習アプリとして紹介されています。
3,000語以上の英単語と1,000以上の英語フレーズを収録し、英検5級から2級程度、大学受験レベルまでの語彙・表現にも対応しています。
単語だけではなく、文法、リスニング、スピーキング、英会話、発音などをまとめて学べる点が特徴です。AIによる発音チェックも用意され、習熟度に応じて問題や速度が調整されます。
運営はミントフラッグ株式会社で、iOSとAndroidに対応しています。
特に印象的なのは、英語を「勉強」として正面から突きつけるのではなく、物語やゲームを通して触れやすくしている点です。
中高年になってから英語を学び直す場合にも、「いきなり参考書を一冊仕上げよう」と考えるより、まず毎日アプリを開く習慣を作ったほうが続くことがあります。無料で幅広く試せることは、その最初の一歩を軽くしてくれるでしょう。
Duolingo|ゲーム感覚で毎日続けたい人向け
Duolingoは、読む・聞く・話す・書くという複数の技能をゲーム感覚で学べる語学学習アプリです。
元資料では、1回数分ほどで取り組めるレッスンと、経験値やバッジなどの仕組みにより、学習を習慣化しやすい点が紹介されています。
リーディングでは英文と日本語を組み合わせる問題、リスニングでは聞き取った英語を並べる問題、スピーキングでは表示された英文を声に出す問題などが用意されています。
似た問題が繰り返し出ることも特徴です。
一見すると単調に思えるかもしれませんが、語学では「一度理解した」ことと「すぐ使える」ことは別です。何度も同じ型に触れる反復練習は、基礎を定着させるうえで意味があります。
ただし、参考資料では、音声が聞き取りにくいと感じる場合があることや、上級者には問題が易しく感じられる場合があることも指摘されています。
したがってDuolingoは、「無料だからこれ一つで上級まで完成させる」というより、英語に毎日触れる入口として活用するほうが向いているでしょう。
ChatGPT|無料で自由な英会話練習をしたい人向け
ChatGPTは専用の英語教材だけを収録したアプリではありませんが、英会話練習にも利用できます。
参考記事では、日常英会話、ビジネス英語、テスト対策、文法、単語など、目的を指定しながら会話できる点が紹介されています。
たとえば、
- 初心者向けの短い英文だけで話してもらう
- 自分の英文の誤りを訂正してもらう
- 海外旅行を想定した会話を練習する
- 英語面接のロールプレイをする
- 会話後に改善点を整理してもらう
といった使い方ができます。
これは一般的な教材型アプリとは少し性格が違います。
教材型では「あらかじめ決められた問題を解く」のが中心ですが、生成AIでは「自分が練習したい場面を作る」ことができます。
ただし、無料プランには利用できる機能や回数などに上限が設けられる場合があります。また、生成AIの回答が常に完全に正しいとは限らないため、資格試験の厳密な採点や専門的な文法判断では、公式教材などとの併用が安心です。
無料で使うなら、私は「答えを丸暗記する先生」としてではなく、何度でも練習につき合ってくれる会話相手として活用するのがよいと考えます。
AI英会話-無限トーク|人前で話す前の練習に
「AI英会話-無限トーク」は、AIとのフリートークに対応した英会話アプリです。
元資料では、無料プランでも高精度音声入力を1日3回利用でき、6人の会話パートナーから選択できるほか、瞬間英作文にも取り組めるとされています。
また、アメリカ・イギリス・オーストラリアの発音を選べることや、翻訳機能、文法チェック機能も特徴として挙げられています。
英会話初心者のなかには、「間違えるのが恥ずかしいので、外国人講師と話すのはまだ怖い」という方もいるでしょう。
そのような段階では、AI相手の練習は役に立ちます。考えている間に沈黙しても、同じ表現を何度やり直しても、人に迷惑をかける心配がありません。
英会話は、知識だけではなく、知っている単語を必要な瞬間に口から出す練習が欠かせません。AIとの会話は、その橋渡しとして使いやすい方法です。
Praktika|AIアバターと1日10分から会話
Praktikaは、AIアバターとの英会話を特徴とするアプリです。
参考資料では、無料プランで1日10分のレッスンを利用でき、1つのユニットを終えると次の内容が開放される仕組みが紹介されています。
学習レベルは6段階から選択でき、翻訳機能もあります。フリートークにも対応しているため、決まった文章を読むだけではない会話練習が可能です。
無料で使える時間が限られている点は、見方を変えれば利点にもなります。
「毎日1時間勉強しよう」とすると重荷になりますが、「今日は10分だけ」と決めれば、始めるまでの心理的な負担が小さくなります。
長い一回より、短い学習を何度も積み重ねるほうが向いている人は少なくありません。
Santaアルク|無料からTOEIC対策を試したい人へ
SantaアルクはTOEIC対策に特化したアプリです。
参考記事では、全世界でユーザー数800万人を突破したサービスとして紹介され、AIが利用者の理解度を分析して学習内容を調整することが特徴とされています。
無料範囲では利用できる問題や機能に制限がありますが、アプリをダウンロードした後にスコア診断を受けられるほか、一部のおすすめ学習や講義を試せる構成が示されています。
したがって、Santaアルクは「すべてを無料で学び切りたい人」より、TOEIC対策アプリが自分に合うか確かめたい人に向いています。
ここは無料アプリを選ぶ際に、とても大切な違いです。
「無料で始められる」と「最後まで無料で使える」を混同しないようにしましょう。
レシピー|英語ニュースを読みながら学びたい人向け
レシピーは、ニュース記事などを教材として英語を学べるアプリです。
参考資料では、無料プランで記事のリーディングや単語帳などを利用できると紹介されています。上位プランでは、文法、AI発音添削、AIによる個別カリキュラムなどが加わります。
英語学習を続けていると、教科書の短い例文だけでは物足りなくなる時期があります。
そのようなとき、ニュースや自分の興味のあるテーマを英語で読む方法は、「英語を勉強する」段階から「英語を使って情報を得る」段階へ移るきっかけになります。
無料範囲だけでも、読む習慣を作る目的なら検討する価値があります。
英語学習アプリを無料で選ぶときの5つのポイント
2026年8月23日に更新された比較資料では、英語勉強アプリの選び方として、目的、レベル、学習支援機能、継続しやすさ、無料範囲の確認が重要だと整理されています。
無料アプリを選ぶときは、特に次の5点を確認するとよいでしょう。
- 何を学びたいのかを先に決める
- 自分の英語レベルに合っているかを見る
- 無料で使える機能の範囲を確認する
- 1回の学習時間が生活に合うか確かめる
- 記録・ゲーム・AIなど継続を助ける仕組みを見る
最も大切なのは目的です。
単語を覚えたいのにAI英会話ばかりしていても、必要な語彙が十分増えないことがあります。反対に、英語を話せるようになりたいのに単語の四択問題だけを続けても、会話の瞬発力は鍛えにくいでしょう。
初心者なら、最初からすべてを完璧にしようとしなくてかまいません。
まずDuolingoやマグナのような総合型で英語に触れ、少し慣れたらChatGPTやPraktikaなどで話す練習を加える方法もあります。
無料アプリを複数使えるからといって、最初から5個も6個も入れる必要はありません。
本棚に参考書を何冊並べても、読む時間そのものが増えるわけではないのと同じです。アプリも「入れた数」より「開いた日数」のほうが学習には重要です。
完全無料と「無料プランあり」はどう違う?
無料英語学習アプリを探していると、「無料」「無料体験」「無料プラン」「アプリ内課金あり」という似た表現が並びます。
しかし、それぞれ意味は違います。
たとえば元資料では、「マグナとふしぎの少女」はすべての機能を完全無料で使えるアプリとして紹介されています。
一方、Praktikaは無料版では1日10分、AI英会話-無限トークでは高精度音声入力などに利用回数の制限があります。
Santaアルクも無料で試せますが、問題演習などには制限があります。
Duolingoも基本学習を無料で進められる一方、有料プランが用意されています。
つまり、無料アプリを選ぶ際には料金欄の「0円」だけで判断せず、
自分が使いたい機能を、無料のままどこまで使えるのか
を見ることが大切です。
特にAIを使った音声認識、詳細な添削、学習カリキュラムの自動生成、広告非表示などは、有料プラン側に置かれていることがあります。
料金体系や無料範囲は変更される場合もあるため、利用開始時には各サービスの最新案内を確認してください。
初心者が無料英語学習アプリを続けるコツは?
無料アプリの最大の利点は、始めるハードルが低いことです。
一方、料金を払っていないからこそ、「今日はやらなくてもいい」と感じやすい面もあります。
ここで私は、無料学習では勉強量より先に勉強の置き場所を決めることが大切だと考えています。
たとえば「毎日30分」と決めるより、
「朝食後にDuolingoを1レッスン」
「昼休みに単語を10個」
「夜にAI英会話を5分」
というように、すでにある生活習慣と結びつけるほうが続けやすいものです。
比較資料でも、英語学習アプリはスマートフォンと通信環境があれば移動中や休憩中に取り組め、参考書や単語帳を持ち歩かなくてもよい点が利点として挙げられています。
mikanについても、約1分で10単語を学習できるという短時間設計が紹介されています。
スタディサプリENGLISHも1回3分から、Duolingoも数分単位で学べるなど、現在の英語学習アプリには「長時間机に座れない人でも続ける」ことを前提にしたものが少なくありません。
これは中高年の学び直しとも相性のよい特徴です。
若いころのようにまとまった勉強時間を確保できなくても、5分を1日に2回なら取り組めることがあります。
英語は一日で大きく変わるものではありません。
しかし、5分でも毎日英語の音を聞き、単語を読み、短い英文を口にする。その積み重ねは、週末だけまとめて勉強するのとは違った力を育ててくれます。
無料アプリだけで英語は身につく?できることと限界
無料アプリだけでも、英語学習の入口としてはかなり多くのことができます。
単語、基礎文法、リーディング、リスニング、発音練習、AIとの簡単な英会話まで、以前なら複数の教材を用意しなければならなかった学習をスマートフォン1台で始められます。
2026年8月23日更新の比較記事を監修した教育・受験指導専門家の西村創氏は、早稲田アカデミー、駿台、河合塾Wingsなどで25年以上の指導経験があり、3,000人以上を指導してきた人物です。
同資料では、初心者はリーディングやリスニングなどのインプットを多めにし、慣れてからライティングやシャドーイングを増やすという段階的な考え方も示されています。
これは無料アプリを使う際にも参考になります。
最初から「英会話も発音もTOEICも全部」と広げるより、まず基礎を一つずつ固めるほうが無理がありません。
ただし、無料アプリにも限界があります。
AIの発音判定や文法添削が常に正しいとは限りません。また、本格的な資格試験では公式問題集や最新の出題形式を確認する必要があります。
さらに、実際の人間との会話では、相手の表情、聞き返し、話す速さ、予想外の話題など、アプリだけでは再現しきれない要素もあります。
ですから私は、無料アプリを「これ一つで英語が完成する魔法の道具」と考えるのではなく、毎日英語に触れるための身近な稽古場と考えるのがよいと思います。
弓道でも、道具を高価なものに替えたからといって、すぐに射が整うわけではありません。
語学も似ています。大切なのは教材の値段ではなく、自分に合った方法で基本動作を何度も繰り返すことです。
私が考える無料英語学習アプリの賢い使い方
ここからは私見です。
無料英語学習アプリがこれほど充実した現在、「お金をかけなければ勉強できない」という時代ではなくなりました。
むしろ難しいのは、教材不足ではなく選択肢が多すぎることです。
単語アプリを入れ、AI英会話も入れ、動画教材も入れ、TOEICアプリも入れる。すると、どのアプリを開くか考えているうちに一日が終わることがあります。
私は、無料アプリを「主教材1つ+補助1つ」に絞る方法をおすすめします。
たとえば初心者なら、Duolingoやマグナで基礎を学びながら、週に数回だけChatGPTやPraktikaで口を動かすという組み合わせです。
TOEICが目的なら、基礎単語を無料アプリで反復しながらSantaアルクの診断や無料範囲を試し、自分の弱点を知るところから始めてもよいでしょう。
英語ニュースを読みたいならレシピーを利用し、知らない単語だけ別の単語アプリで復習する方法も考えられます。
ここで大切なのは、有料プランへの移行を急がないことです。
無料版を2週間ほど実際の生活の中で使ってみると、「機能が足りない」のか、「そもそも自分がアプリを開いていない」のかが見えてきます。
後者であれば、有料版に替えても学習習慣そのものは変わらない可能性があります。
反対に、毎日使っていて、広告や利用回数の上限が明らかに学習を妨げているのであれば、その段階で有料版を検討する意味が出てきます。
無料版は単なるお試しではなく、自分に合う学習方法を見つけるための診断期間でもあるのです。
この視点を持つと、「無料だから得」「有料だから優秀」という単純な比較から離れ、自分に必要な機能だけを選べるようになります。
まとめ|無料の英語学習アプリは目的を決めれば十分役立つ
無料で使える英語学習アプリには、マグナとふしぎの少女、Duolingo、ChatGPT、AI英会話-無限トーク、Praktika、Santaアルク、レシピーなど、さまざまな選択肢があります。
単語・文法・4技能を広く学びたいのか、AIと英会話をしたいのか、TOEIC対策をしたいのかによって、選ぶべきアプリは変わります。
特に注意したいのは、「無料ダウンロード」「無料プラン」「完全無料」を同じものとして考えないことです。
利用回数や時間、添削、AI機能などに制限があるサービスもあるため、自分が必要とする機能を無料で使えるか確認しましょう。
そして、アプリ選び以上に大切なのが継続です。
一日に何時間も頑張る必要はありません。まずは5分、10分でも構いませんので、毎日の暮らしの中に英語に触れる時間を置いてみてください。
無料で始められるからこそ、失敗を恐れる必要もありません。
一つ試して合わなければ別のものへ移る。そのくらい軽やかな姿勢で、自分が「明日も開きたい」と思えるアプリを探すことが、長く学び続ける近道だと私は考えています。
よくある質問
完全無料で使えるおすすめ英語学習アプリはありますか?
元資料では「マグナとふしぎの少女」が、すべての機能を無料で利用できる英語学習アプリとして紹介されています。
Duolingoなども基本的な学習を無料で始められますが、有料プランやアプリ内課金があります。無料範囲は変更される可能性があるため、利用時に最新情報を確認してください。
英語初心者にはどの無料アプリがおすすめですか?
総合的に基礎を学びたい初心者なら、マグナとふしぎの少女やDuolingoが使いやすいでしょう。
英語を口に出すことにも慣れたい場合は、ChatGPT、AI英会話-無限トーク、PraktikaなどのAI会話型を補助的に使う方法があります。
無料英語学習アプリだけで英会話は上達しますか?
基礎単語、文法、リスニング、発音、簡単な会話練習までは無料アプリでも十分取り組めます。
ただし、実際の人との会話には予想外の質問や話す速さへの対応など、アプリだけでは補いにくい部分もあります。まず無料アプリで基礎と発話習慣を作り、必要になった段階で別の学習方法を加えるとよいでしょう。
筆者:天水健太郎(元行政職員・生涯学習コラムニスト)


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