2021年は年頭から厳しい寒さが続いていますね。お家の防寒対策はしてありますか。いつもはさぼっているのですが、今年は寒そうだなとおもい、お正月休みに慌てて行いました。
でも、たいしたことはしていないのです。家の熱は大部分が窓から出て行ってしまうそうで、家の開口部にどのような対応をするかで決まってしまいます。
これまでいろいろな寒さ対策をやってみたりしましたが、たどり着いた誰でもできる一番簡単な方法をご紹介します。
防寒対策を考えるようになったきっかけ
私は長い間社宅を転々としてきました。さすがに寒さの厳しい北海道とか東北地方はなかったのですが、当時の社宅の窓とか開口部は今のようなペアガラスではありません。
普通のガラスがはめてあるだけです。冬には盛大に結露が生じて、窓ガラスの下はびちゃびちゃになります。そんなことから、開口部の防寒対策を考えるようになりました。
その間二重窓なども自作したりしましたが、転居を重ねるごとにサイズが合わずにゴミになってしまいました。
最近ヒントになったのは、ホームセンターに行くと例の梱包用のプチプチシートに糊がついたものが、窓の防寒対策として堂々と売られています。
プチプチシートでは高級感が足りなかったり、耐久性からいってもひと冬限りだなと思い、もう少し耐久性があり快適なものを作ろうとしました。
おススメするもっとも簡単な防寒対策
多くの熱は窓から逃げてしまいます。それでは一番大きいのは、南側のベランダの窓というのかサッシです。ここの防寒対策から始めます。
サッシの内側のガラスの部分の寸法を測ります。一枚サッシなら幅が800㎜程度、高さが1600㎜程度ではないでしょうか。これが、大体四枚あって南側を形づくっていますよね。
このうち下半分すなわち幅800㎜高さ800㎜程度を覆ってしまえばいいのです。ここに空気の層を作れば、ガラス自体の冷たさを直接室内に伝えることはなくなります。
覆うといっても空気を含んだ層があって、できれば光が届くものが良いのです。
それは、プラダンというものです。簡単に言えばプラスチックで段ボールのような構造になっているものです。従って空気の層が中に取り込まれています。
本来の利用方法は引っ越しの時にエレベーターとか廊下などを傷つけないように壁側に貼り付けていくものです。
値段は一枚幅910㎜高さ1820㎜でたったの200円弱です。4枚のサッシに利用してもたったの400円です。
残念ながらこのプラダンは透明なものがないので、乳白色のものを使ってください。このプラダンは柔らかいので自家用車でも少し曲げれば容易に運べます。
寸法は必ず㎜単位ではかってください。また、サッシのロックのところは切込みを入れてください。これを、ガラスのサイズに切ってください。このプラダンはカッターで簡単に切れますので、初めての方でも間違いはないと思います。
出来上がった部材の両面にきれいにはがせるという両面テープを使って張るだけです。春になれば剥がして、次の冬まで取っておくことができます。
この防寒対策の考え方と応用
簡単に出来上がったことでしょう。慣れていない方でも1時間程度の労力で仕上がるのではないでしょうか。
ただし、これには欠点があります。プラダンには透明のものがないので、乳白色のものを選んだとしても出来上がりがすりガラスのようなものになります。
外の景色が見えないため開口部の下半分しか張ることができないのです。
もともとすりガラスの面であれば、気兼ねなく全面に張ることも可能です、そのほうが保温効果は高いです。
我が家ではルーバーを付けた開口部と台所の北側、お風呂場の北側がすりガラスですので全面に張ってあります。
もう一つ気になるのは、この200円弱のプラダンでは厚さも3㎜程度なので、保温が大丈夫かと心配になります。でも、使用した感じでは、かなり効果がみられる気がします。
プラダンももう少し探すと、値段が倍ぐらい、と言っても400円ぐらいですが、もう少し厚手で頑丈なものがありますので、ご心配な方はこちらを使う方法があります。
防寒対策をさらにグレードアップする方法
今年の冬は、実はもう一軒別の家の防寒対策を手掛けてみました。
自分が住んでいるだけなら、安ければ安いほうがいいと考えていますので、プラダン一択ですが、もう少し体裁を考えることにしました。
そこで選んだのはポリカーボネートのプラダンです。ポリカプラダンとも言っています。値段は安いプラダンの10倍です。
びっくりするかと思いますが、910㎜×1820㎜で1,980円です。値段を聞けばそれほど驚かないでしょう。東海地区に広くあるカーマホームセンターで売っています。
これの良い点は透明ということです。筋が入っているのでガラスのようではありませんが、外の景色も一通り見ることができます。
しかもしっかりしたつくりになっています。厚さも5㎜ぐらいはあるでしょう。これを先ほどのプラダンと同じように切れば良いのです。
下だけ安物のプラダンにして、上側をポリカプラダンにするという豪華版?もあります。これなら保温性能も十分でしょう。
ポリカプラダンのの注意点は、工作です。普通のプラダンに比べてはるかに強靭というのか、粘り気がありますので、カッターを使うときに相当の労力が必要となります。
カッターもそれなりの大型のものが良いでしょう。私は最初の1枚目で実はかなり嫌になってきました。
途中で投げ出すわけにはいかないのでやり遂げましたが、2枚目からはコツのよ
うなものがわかってきました。ある程度切った段階で、エイっと折り目をつけてしまえばその後の作業は楽になります。
何事もコツはあるもので、ここら辺は自分でやってみるしかありません。
私はやっていませんが、カッターの刃でのこぎり状になったものを使う方法もあります。この場合は、削り粉がプラダンの空気層の中に入ってしまうと見栄えが悪くなりますのでご注意ください。
これをつけてみるとなるほどこれなら恥ずかしい感じではないのでおススメできると思います。保温性能も十分と思います。
家の防寒対策で簡単にすぐできる方法のまとめ
家の防寒対策で簡単にすぐできる方法をご紹介しました。私は、これまで二重窓などを作ってきましたが、この方法が一番簡単で効果も実感しやすいと思います。
しかも工作が簡単ですので、ものぐさな人にもおススメだと思っています。
これで、窓のガラスから入ってくる冷気をかなり抑えられるので、快適かと思います。
それでも足りなければ、記事の中でご紹介したような豪華版もありますし、さらに、サッシの部分も細かく手当てする応用も出てきます。
どうかこの寒い冬を創意と工夫で乗り切ってください。
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