日本沈没―希望の人―ドラマ2021第5話のあらすじと感想

映画・ドラマ

日本沈没―希望の人―第5話のあらすじと感想を紹介します。関東地方から続々と避難民が出発する中、天海啓示(小栗旬)の妻香織と娘茜も九州に向かって出発します。

椎名実梨(杏)の母も椎名和子(宮崎美子)も同じバスで出発します。二人を見送って帰るところで、関東地域を巨大地震が襲うことになります。

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関東地方を巨大地震が襲い1割が水没

湾岸地域を襲った巨大地震により想定の約1割の地域が水没することになります。それなりに被害は甚大だったのですが、かなりの数の人員が避難済みであったのが幸いしました。今後第二波が来るのか、いつ来るのかを気にしながら復興作業をすることになります。

天海と椎名は地震に巻き込まれたものの軽傷で済みました。そして、出発した家族の安否が気になりますが、どうやらバスはトンネルが崩落した事故に巻き込まれて、箱根近辺で避難していることがわかってきました。

一方田所博士(香川照之)は地震データの分析を行い、どうやら関東地域の地盤が分断されて、第二波の恐れが亡くなったとの結論に達します。そしてそれが政府に伝わると、新たな復興に向けて動き始めることになるのです。

この巨大地震の映像はなかなか良くできていました。あちこちの批評ですとあまり評価が高くありませんが、私は大画面で見ていないせいか、十分に楽しむことができたと思います。

また、水没した湾岸地域のCGも良くできていて、昔に比べれば進んだなと感心しています。製作費がかけられないTVですからこれで十分かと思います。

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天海と椎名は避難所に向かう

どうやら箱根地域の町の病院が避難所になっているということを突き止めた天海と椎名は家族の安否を確かめるため自動車で向かいますが、道が寸断されていて近寄ることができません。

ようやく海側から船でたどり着くことができました。そして家族を探しますが、やっと全員が無事であることにほっとすることになります。そして組織を離れた天海はとりあえず避難所の手伝いをすることになります。

ここで、組織を離れた天海は悲哀を感じることになるのです。いくら国民を助けると言っても、いざ現場に出向けば何もすることができない無力感をいやというほど味わうことになるのです。

これは、組織人としては感じることでしょうね。組織人は組織があってこそ力を発揮できるのですが、一人ではあまりできることがないのです。

また、せっかく苦労して家族の安否を尋ねて行っても、妻はもはや新しいパートナーの方に行ってしまい、自分の立ち入る隙間がないことを実感させられます。ちょっとかわいそうですね。

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未来推進会議で復興計画を立てている常盤は

未来推進会議の方では、復興計画に忙殺されていますが、それぞれの職員に疲れが見え始めてきております。ちょっとしたことでも言い合いが始まる始末です。

そんな中、常盤(松山ケンイチ)は関東沈没の情報を公開しなかったことを悔やんでいました。そして、天海を未来推進会議から追い出したことも。外務省の相原美鈴(仲村アン)はそんな常盤を慰めたりもしています。

そんな中、箱根の避難所にいる天海から未来推進会議メンバーの石塚平良(ウエンツ瑛土)の下に、天海から電話が入り避難所の様子を連絡してきます。このような状況であるということを現地情報として入れてきたのです。

それはそうですよね。結果論としても天海の行動が何百万人の命を救うことになったのですから。あの時、準備が整うまでとしていて発表を後らしていたが、全部が後手に回ることになるのですから。

十分反省して良いのでしょう。でもこれが組織というものです。

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避難施設に政府の部隊がやってくる

そうした中、道路が寸断されているため天海が手伝いをしている避難施設に、政府からの部隊が到着します。自衛隊の炊き出しなども伴ってきます。

その中に東山総理(仲村トオル)もやってきて、住民たちを元気づけます。東山総理は天海を見付けて、自分が天海の行動を批難したことを素直に謝り、そして、再び政府に戻るよう要請することになります。

すべて常盤が準備したようです。彼らの関係もこれにて修復することができるようになりました。

そして天海は再び環境省へ、椎名は週刊誌から新聞に復帰することができるようになりました。これにてめでたしめでたしというところでしょう。

1つの映画でしたら、ここまでで1作できるところですね。ここでハッピーエンドにすれば、とりあえずは満足して帰ることができるのですが。

実際はそうではないようです。なぜかカラスの大群が霞が関を取り巻いていることから、次への更なる試練が起こることを暗示しているのでしょう。

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日本沈没―希望の人―ドラマ第5話のあらすじと感想のまとめ

今回は中身が目まぐるしく動いていましたので、あまり感想をさしはさむ余地がなかったのですが、なかなか見どころがあったと思います。特に特撮場面はこれはこれで良くできていたなという感じがしています。

ただ、何回も指摘していますが、未来推進会議の作業チームの構成がこれだけのプロジェクトをするのにはまだまだ人数が少なすぎるので、動員をかけても、3から4倍ぐらい広さと人員を入れれば、現実味が出てくるのにと思いました。

ここまでで、エピソード1として一つの作品にできるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

次回からは、更に、深刻な方向に展開していくようです。関東の沈没が止まったところまでは良かったのですが、どうやらこれが引き金になって、中部地域の沈没を予見するデーターが出てきたようです。

そして、これがどんどん広がっていくみたいですね。そうするとこれまでは復興などと言っていましたが、本当に日本全体が沈没することになりそうですね。

一時のぬか喜びだったようで、いよいよ外交交渉が必要な段階になりそうです。

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