2021年からの弓道の審査方法の変更への対応方法は

弓道の審査対応

新型コロナウイルス感染症拡大防止に対応して全日本弓道連盟においても、審査の方式を大きく変えることとなりました。

今回の変更について、どのような心掛けで臨んだらよいのか、以前の審査の方法と比較しながら検討してみましょう。

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弓道の審査方法の変更内容

現時点でわかっている審査の方式の主な変更内容は次の通りです。

①地方審査について変更はないが、中央審査においても八段未満は、登録地域によって受審できる審査会場が限定される。

②六段以下の学科試験がレポート提出になり、審査の申請書と一緒に提出する。

開会式及び矢渡し、演武等は行わない。

④受審者は定められた時間に来場して、実技の受審をする。

一次審査の結果については、一定数の審査を行い休憩に入った段階で発表する。

⑥合否については当日の発表は行わない。

その他学校関係など特殊な場合にはビデオ審査を取り入れているが、ここでの議論とはしない。

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登録地域によって受審できる会場が限られることについて

令和3年度の審査の計画を見ていくととても興味深く感じます。それぞれの地域で3回程度の受審機会があるように計画が組まれています。

私が所属するところの東海地区では、六段、教士の場合9月、11月、2月の受審機会があります。コロナ騒ぎで1年間全く機会がなかった令和2年度に比べれば画期的なことでしょう。

いろいろ不満を言えばきりがないでしょう。この3回でも「春に受けたかったのに。」とか「2月の寒いのは嫌だ。」とか言う人は出てくるとは思いますが。

それでも3回も計画されたことで、おおむね好意的にとらえられて良いのではないかと思います。むしろ、年度当初に3回と決めてしまうので、計画が立てやすいし心構えもできるでしょう。

中央審査では、これまでは全国行脚をしたものでしたが、今回は、旅行、宿の手配も考えなくてすみますので私としては助かります。

地域によっては旅行になる人もいるでしょうが、同じところなので計画が立てやすいでしょう。

贅沢を言えば、春の京都には行きたかった人もいるでしょう。中には、「全国を食べ歩きたい」などという人もいましたが、何年かすれば、全国展開することもあるので、そこまで待ちましょう。

2022年からはこの措置は解除されましたので全国どこでも受けられるようになりました。

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学科試験がレポートになり審査申請時に提出することについて

これは受審者にすれば非常に助かります。もともと学科試験はさほど苦にしていませんが、やはり実技中心の中に学科試験が入ることは、あまり好きではありませんでした。

学科問題も公表されるので、自分なりに弓道教本などで調べてレポートを作っておいたほうが良いと思います。そういう意味では、審査申請の1週間前ぐらいから準備は必要になります。

採点する側もこのほうが楽にできるのではないかと考えます。会場準備も省略できるので双方ともにメリットがある変更だと思います。

今後もこの改正点については、続けていただけたらと考えますが、いかがでしょうか。

審査サイドからすれば、世の中にそれなりの模範解答が出回っている関係から、皆丸写しになるのではないかと心配するのでしょう。

しかし、丸写しにして最後に損をするのは本人たちですから、気にしなければよいと思います。

どうしても、気になるのであれば、一人ひとり違う考察を書かせればよいのです。

例えば「あなたがこの一年間射技についてどの点を問題として、どのように取り組んだか。」なんてあれば、マネしようがないと思います。見る方は大変かと思いますが。

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開会式、矢渡し、演武等は行わない

少し残念な気がしますが、やむを得ないですよね。本当は矢渡しなどは式の遂行を祈る行事ですから、参加者がいようがいまいがやっても構わないと思うのですが。

でも、見る人も少なくてまばらなら気持ちが乗らないかもしれません。

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受審者は定められた時間に来場して行射後は帰宅する

今回大きく変わったポイントです。今までは時間がたっぷりというのか、時間がありすぎて居場所がなくとても苦痛な時間でした。

控えの会場は、多くの方がおしゃべりをしていて、季節が良ければそれでも何とかなるのですが、暑い、寒いとなるととても苦痛な時間です。

私事ですが、朝集合して行射が日暮れになることもありました。忍耐と言えば忍耐なのですが。

個人的には自分の行射時間の前2時間ぐらいが適切かなと考えています。すなわち到着から支度まで30分。道具の点検、動作のチェック、巻藁行射で30分。

あとは呼び出し待ちまで集中力を高める。

果たして指定された時間のなかでこの手順ができるかどうかが、私の関心事です。

どのような時間配分でどのように手順で待つか、各人で事前に研究された方がよろしいかと思います。

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一次審査の結果は一定数の審査が終わってから、都度発表

一次審査は片矢でも可能性があるので、ほとんど駄目だなと思っても、残っていることになっていましたので、この措置は助かります。

早い立で一次審査合格者の方が有利だという方もいるかもしれませんが、得失はわからないと思います。この措置も歓迎したいと思います。

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合格発表は当日行わない

ちょっと残念ですが仕方がないでしょう。一次審査と同じ理由で帰らない人がたまってしまいますので。でもこのほうが良いのではないでしょうか。

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2021年からの弓道の審査方法の変更への対応方法のまとめ

今回全日本弓道連盟の予定と審査の方針が伝わってきましたので、ご紹介と今後の注意点についてまとめてみました。

その後、2022年になって地域限定の審査は解除されて、全国どこでも受けられるようになりました。

考えてみれば、これからのニーズに合っているのではないでしょうか。

一日がかりで、何時間も待って、お弁当の心配までして審査を受けるよりは、このように味気ないといわれるかもしれませんが、スムーズに審査をしていただいたほうがよろしいかと思います。

今後とも状況の変化によって方式も変わっていくでしょうが、今回の変更で良い点については残していただくことを期待しております。

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