弓道教室終了後に必要な服装、道具は?どう揃える

弓道の道具、衣装

弓道教室の間は、自分で買うものは何もいらなかったと思います。

教室が終了して、一般の方と混じって練習するようになると、いつまでもレンタルというわけにはいかなくなります。

なるべくそのままでいたいと思うでしょうが、やはり、事情がありますから、指導者の方からそろそろ用意してくださいと言われます。

地域によっては指導者の方が弓具店まで運んで教えてくれることもあるでしょう。それでも家庭持ちですから、世間体を考えながら、予算も考えつつ選ばなければなりません。

ましてや、でも私がかってそうだったように、一人で行くのは、訳が分からないのでつらいものです。

そんなときのために、経験者の立場から、この段階で必要なものとどのように揃えるかを説明しておきます。

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服装について

いつまでもジャージとか体操着というわけにはいきませんので、服装だけは揃えましょう。

でも女性はあのスタイルにあこがれる方が多いのですが、男性のしかも年配となってくると、初めての場合は、何となく恥ずかしいと思ったりします。

でも誰も見てませんので気にすることはありません。

弓道着、袴、帯、足袋の購入を勧められるでしょう。これも有無をいわず買いましょう。たまにはお古を使う方もいるかもしれません。

弓道着、袴

弓道着、袴は体に合わせれば間違いがないので、普通は弓具店で合わせてもらえます。ネット通販でも買えますが、あまり価格差はないように思います。

弓道着は2千円程度ですので、洗濯も考えれば2枚あったほうが良いでしょう。私は年季が入っているので既に数枚になっています。

また、冬用の筒袖と言って袖が長いタイプもありますが、地域によっては作法として嫌うところもあります。現に私はそれを持ち込んだとき、高段者の方から注意を受けました。

その辺に事情は地域の人に聞いてみるしかありません。

袴は夏用、常用があります。夏用はいかにも涼しそうに見えますが、実際使ってみると本人の暑さは変わりません。私は、常用で通しております。

袴は年に2回ぐらいしか洗わないので1枚で良いでしょう。5千円ぐらいからあります。

帯については学生用の安い真っ黒の帯があります。最初はこれでもよいのですが、社会人になるとちょっと違和感があります。

通常の帯でも2千円程度で販売していますので、通常の帯にしたほうが将来の無駄がないと思います。私も最初にこの黒い帯を買いましたが、今では全く使っていません。

体に付けるものなので人にもあげられません。

足袋

足袋については断然ネット通販の方が安いです。通常で数百円で購入できますが、消耗品ですので、3、4足はあったほうが良いと考えます。

足袋については、足袋カバーというものがあります。これは本来は足袋で外を歩くときに足袋が汚れるので、ソックスのように上にかぶせるものです。

足袋よりもはるかに安く、簡単にはけます。伸び縮がきく素材です。しかも汚れが付きにくいのです。

よく見てください。実は、練習のときにはこれを足袋代わりに履いている人もいます。邪道ですが、周りの状況を見て判断してください。

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弽についても、この段階で揃えることになります。弽についてはどうしても自分で合っているかどうかがわからないので、自分勝手に買わないことだと思います。

弓具屋さんによっては弽の扱いがわかり手にあったものを選んでくれるところもありますが、必ずしもすべてではありません。

できれば教室の指導者に助言をいただいて選んでもらうことでしょう。

私も最初のころ、かってに弓具屋に行って買ってしまったので、数年間ずいぶん合わない大き目の弽を使っていました。

弽も高価なものはきりがありませんが、最初ですから1、2万円程度のもので良いと考えます。ついでに下弽も消耗品ですから、3、4枚は用意しておきましょう。

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矢についても個人的な私物としていつまでも教室のものを使うわけにはいかないので、購入することになります。

最初の段階ですので、矢もいろんなところに飛ぶため、かなり痛めることになります。このため、ジュラルミンの矢に七面鳥の羽が付いたものを選ぶのが普通です。

矢のシャフトは女性では1913というやや細いサイズ、男性では2015というサイズのものを選ばれるの普通です。

実際に引いている弓力から言えばやや重めですが、そのうち弓力も上がるでしょうからこれでよろしいかと思います。

シャフトの色とか羽のデザインについては、自分の好みで結構です。

しかし、将来審査に使うことを考えると、あまり派手派手しいのは社会人の方は避けておいたほうが良いかと思います。審査員の人から嫌われても何の得にもなりませんから。

長さも、初心者だといって、長めに作ってもらってください。通常は、のどから片手先までの距離+6㎝ぐらいですが+10㎝ぐらいで作ってくれるでしょう。

初心者のときは、弓も弱いし、思い切り引き込んでしまうことがあるので、危険防止のため長めに作ります。値段は6本組で1万5千円ぐらいでしょう。

巻藁矢

ついでに、巻藁矢も買ってください。私がおススメするのは竹の棒矢です。

この頃は、ジュラルミンの巻藁矢が主流と言えるくらいにそろっているのですが、竹の方が重量が重く作っている例が多いので、こちらのほうが良いと思います。

羽が付いているほうが恰好が良いと思うかもしれませんが、高いので棒矢で結構です。

なんで重いほうが良いかご参考までに説明しておきますね。矢を離すときは弓にも相当負担がかかります。

矢が軽いと弦が動くスピードが相当に早くなりますから、弓にも弦にも相当の負担がかかるのです。弦も切れやすくなるので良いことはありません。

巻藁矢は到達距離もスピードも競うものではありませんので、道具に負担がかからなければかからないほど良いのです。

矢筒

矢を運ぶ時に使うものですが、ないと困りますが特にこだわりはありません。通常2、3千円です。籐で編んだそれなりの雰囲気のある矢筒もありますが、値段はピンキリです。

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弦も個人の消耗品として購入することを勧められます。この段階では、いい悪いはあまり関係ありませんし、合成の弦で、2本で千円以内のものならなんでも結構です。

しかし、矢と同じように将来の審査に使いますのであまり派手な真っ赤な弦はやめたほうが無難です。

同時に弦巻も購入しておいてください。弦巻も本格的な籐で作ったものは数千円もしますが、安物で結構です。

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小物

小物についてもいろいろありますので、まとめて紹介しておきます。

ギリ粉

消耗品として必要なものはギリ粉(ぎりこ)です。私は最初はわからなくて「いりこ」と言って笑われました。

これは、弽の中指の第一関節、第二関節の付近に着けて、親指の滑りを止めるものです。松脂の粉を火で油を飛ばしてつくります。

これを入れるギリ粉入れというものがありますが、コショーとか食卓塩の瓶でも代用できます。私もしばらくはこれで代用していました。

弓道教本第一巻

弓道教本第一巻も必要です。この段階で習得すべき、射法八節、座射、射礼、審査の間合いについて記載されています。

た初心の頃は、どうしても練習時間が取れません。特に射礼、審査の間合いについては、道場全体を必要としてしまうので、なかなか練習する機会が少ないのです。

練習してもすべての動作を覚えているわけではないので、すぐに忘れてしまいます。手順を忘れたら、教本を読んでその都度手順の確認をしておくことが重要です。

また、審査の際の筆記試験もこの中から出題されますので、どちらにしても必要です。いつも手元に置くことが大切だと思います。

バッチ

全日本弓道連盟のバッチについては、審査を受ける際に必要なものですので、直前に慌てないためにもこの機会に買っておくことをおススメします。

道宝、ボンド

中仕掛けの作成に欠かすことができないものです。中仕掛けの作り方もこれも大事な基礎の一つですから1年以内にマスターしておきましょう。

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弓は?弓を買いたくなる気持ちはわかりますが、この段階では、まだ弓力が定まりません。

なるべく、道場の備え付けを借用して、三年ぐらいたったら買えばいいのです。地域の連盟によってはこのような方針に基づいて、道場の弓を貸してくれる場合があります。

審査を受審する際にも、貸し出してもらえるところもあります。

どうしても備え付けの弓が使えない場合でも、最初のころのグラスやカーボンの弓なら、なるべくなら人に借りるという手段も考えましょう。

また、ここの本題からは外れますが、早く上達を望むならゴム弓を買って家で練習することです。

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弓道教室終了後に必要な服装、道具は?どう揃えるのまとめ

教室終了後に必要となる道具類をまとめて紹介しました。こうしてみると、実にいろいろのものが必要になってくることがわかります。

せっかく買ったのですから、弓道着と袴の着用の仕方、帯の結び方も習いましょう。日本に住んでいても袴を着けるとか帯を結ぶなんて知らない方の方が多いでしょう。

そういう意味ではよい経験となります。新品の弓道着と袴をつけると、恥ずかしいような新鮮な気分になります。

まるで、中学、高校に入った新入生のようです。

でもこれが第一歩ですから、頑張って練習していってください。

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