ツルネ アニメ第2期第4話から弓道の多人数での間合いの感想

弓道

ツルネ―つながりの一射ーの第4話から多人数での競技の場合の間合いの取り方について解説します。

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ツルネ―つながりの一射―第4話からの感想

ツルネ―つながりの一射ーで鳴宮湊の風舞高校は地方大会で辻峰高校に敗れてしまいました。選手たちの感想としては、辻峰高校の斜面打起しのタイミングに狂わされたと考えているようです。その中で湊は皆中を果たし、落ちとしての責任を果たしたと考えていました。

そして、全国大会に向けて練習を始めようとした中で、滝川コーチは湊に対して、的前に立つことをしばらく禁止するということを宣告しました。

湊としては納得がいかないでしょう。自分としては、全体がうまくいかない中、自分だけが一人気を吐いて責任を果たしたと考えているのです。しかし、客観的に見てみると、どうやら今までの射とずれていることがわかってきました。

また、大前の小野木が実はブレーキになっていました。本人は自分のせいであるとして、潔く結果を認めようとしていますが、どうやら、湊の離れのタイミングが分からなくなって調子を崩したようなのです。

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弓道の競技の際のタイミングについて

競技の際には時間制限があります。全日本弓道連盟では4矢5人立ちの場合10分を標準としていますが、別途高校の大会では8分以内と決められています。

その30秒前の段階で予鈴が鳴ることになります。8分というとずいぶん時間があるように思われます。

実際に本座から射位まで進んで大前が打起こしするまでには凡そ1分あれば十分でしょう。その後、例えば打ち起こし2秒、大三まで2秒、引き分け4秒、会から離れ6秒ぐらいですから、15秒も見ておけば良いかと思います。そして、前の弦音打ち起こしで続いていきますので、

1本目を終わるのに1分+15秒×5=2分15秒

競技の間合いでは、射終わったら矢を番えて立ってしまえばよいので、落ちが引くまでには十分たって準備する時間があります。こんなふうに進行していくはずなのです。

2本目を終わるのに3分30秒

3本目を終わるのに4分45秒

4本目を終わるのに6分

と言うことでスムーズに運べば予鈴の7分半にも十分な余裕があるのです。これは、弦切れなどのトラブルもあるためそれにも対応できるようになっているのです。

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ツルネ―つながりの一射― 競技の間合いでの注意点

小野木は大前です、この場合一番注意しなければいけないのは、時間内に終了することと、前の立を追い越さない事なのです。

小野木は大前です。競技の場合この大前は一番難しいと思います。チームのためには中てて勢いを付けなければなりませんし、後を見るわけにもいかないので、今の進行度合いを注意していなければなりません。

併せて、試合となると声援がかかることがあり、今何番目が引いているのかわからなくなるのです。

幸い、競技は審査とは違い、表示板を見て確かめても、叱られませんから、確認することもできるのですが、そんなことに気を取られていれば、自分の射がおろそかになってしまいます。

理想としては、いつも立を組んで練習しているので、そのテンポのままに進行していけば、大前の小野木も自分の射に集中できたはずです。

ですが、どうやら湊は自分の責務を自覚するあまりに、ものすごく慎重にテンポを落として引いたようです。このため小野木はまだなのかと不安になりつつ引くことになり、結果として調子を崩してしまったと考えられるのです。

その点は小野木は男らしく何も言わないのですが、実際に大前になると、後がいつまでも引いていないと本当に不安になってきます。

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ツルネ アニメ第2期第4話から弓道の多人数での間合いのまとめ

競技の場合、この全体のテンポは本当に重要です。大前にしてみれば、自分が離した後、一定間隔で後ろが離していく、または、自分たちが慣れ親しんだテンポで離れていくならば気持ちよく業者に移ることができるでしょう。

しかし、実際の試合となると、人によってはテンポが狂ってくることがよくあるのです。そんな時にどのように間合いを保っていくかも、大事な点であるのです。

今回の湊の射については次回でだんだんわかってくるでしょうが、どんな落着きになるのか楽しみです。

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