映画「ブレイブ 群青戦記」の見どころと疑問。どう考える?

映画・ドラマ

新田真剣佑(あらたまっけんゆう)、山﨑紘菜(やまざきひろな)、三浦春馬、松山ケンイチ出演の「ブレイブ 群青戦記」を見られましたか。

愛知県のスポーツ強豪校が戦国時代の桶狭間の戦い直前にタイムスリップする物語です。

原作はコミックの群青戦記ですが、タイムスリップの時期も場所も相当変更しているので、原作を見た人も想像しながら楽しめたかと思います。

この中で幾つもの見どころと疑問が出てきました。

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「ブレイブ 群青戦記」で学校にある霊石とタイムスリップの関係

映画ではこの霊石が大きな役目を果たしております。

コミックの方では太古からの霊石としてどちらかと言えば心霊現象的にとらえられておりましたが、映画の方は玄武岩の塊として、地球の磁場に影響を与えるものとして活躍?しております。

科学的な根拠は別として、この霊石に雷のエネルギーが落ちるとこの空間を曲げる力が生じるようです。

この解説は信ぴょう性はともかくとして私は好きです。

これによって、条件がそろうことで、過去と未来を取り換えることができるようになるからです。

成徳学園に残った科学部の面々が協力して解析、工事をする様子はとても良い場面だと思います。

見ていて面白かったのは、霊石が鎮座している後ろの学校の姿が、ある有名な建物ととても良く似ていることです。そういえばこの映画も雷の力を利用してタイムスリップをしていましたね。

その映画名は、ば〇く〇ぅ〇ざ〇ぃ〇ち〇ーですね。お分かりの方もいらっしゃるでしょう。楽しんでください。

ちょっと脱線しますけど、同じくタイムスリップもので、「戦国自衛隊1549」というのがあります。

これも太陽プラズマの実験をしていた部隊がそれによる空間変動で過去に飛んでしまうものです。考え方としてはこれに近いようですね。

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三浦春馬演ずる松平元康のキャラクターは西野蒼が引き継げるのか

この中で三浦春馬演ずる松平元康は明るく公平かつ開明的で、部下にも人にも思いやりがあり、とても素敵なキャラクターでした。

本当は三浦春馬主演の映画でも良かったかもしれません。そういう作り方もできたのではないでしょうか。

これに対してに西野蒼は映画では瀬野遥に現実的と言われていましたが、今一つ決断がつかず、しかも性格はいささか暗い感じがします。

この西野が松平元康を引き継ぐとすると、ある意味性格のギャップが生じてしまいます。それに、重臣、領民がこのことを受け入れることができるかという問題もあります。

コミックの方はここまで弱い性格ではなかったので良かったのですが、もう少し映画の方も明るい性格で描いておけばこのような疑問は生じなかったと思います。

むしろ幼馴染の松本孝太(鈴木伸之)の方が遥かに松平元康に近いところにいたと考えます。彼に入れ替わらせれば、また面白い展開になったのかもしれません。

私は別の記事で、桶狭間の戦いが決着した時、今川軍は総崩れになります。松平元康も命からがら岡崎まで退却することになります。

この時が入れ替わりのチャンスだったのではないかと推測しました。

詳しくはこのサイトをご覧ください。

映画「ブレイブ 群青戦記」を史実「桶狭間の戦い」から大胆予測!
新田真剣佑(あらたまっけんゆう)、山﨑紘奈(やまざきひろな)、松山ケンイチ、三浦春馬出演による映画「ブレイブ 群青戦記」が3月12日から公開されます。高校生アスリートが学校ごと戦国時代にタイムスリップする物語です。舞台となる桶狭間の戦いを予測します。

しかしながら、若干の時間軸のずれはあるものの大筋変わらないものになりました。

一番最後の場面では、瀬野遥があるものを見付けましたね。とても良い終わり方だったと思いました。私も思わず泣けました。内容は黙っておきましょう。

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瀬野遥(山﨑紘奈)は本当に後悔していないのか

瀬野遥と、松本孝太(鈴木伸之)、西野蒼は幼い頃からの仲良しで、ずっと一緒に育ってきたようです。最後、丸根砦から脱出した時、瀬野はどのようなことを考えていたのでしょうか。

西野は戦いの中で成長していって、元康を受け継ぐものとしての覚悟ができているように得かがれれば良かったのですが、残念ながらそこまでは描き切れなかったようです。仮に、そのように描かれていれば、瀬野は残る選択肢はなかったと思います。

従って、西野の成長がそこまで進んだと考えて、映画の結果は受け入れたいと考えます。

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不破瑠衣は織田信長を支えるしか方法がなかったのか

不破瑠衣は超天才です。あの岩の秘密を事件が起こる1年前に見つけ、それを実践した人間です。

ひょっとしたら場所から言って桶狭間に近いところに到着することも予想していたでしょう。そういうことから言えば、この結果は必然であったと考えられます。

それでも残念なのは、歴史を変えたいという願望があるのであれば、桶狭間の戦いで信長が今川義元を倒すのは歴史が証明していますから。

最後のところで寝返る手もあったかと思います。

なにも、西野たちを相手にせずにさっさと引き下がってしまえば、良かったのです。

それから信長にも様々な機会が訪れますから、その折り目折り目で自分の意志で歴史にかかわればよかったかと思います。

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多くの犠牲者が出てきたがこれしか方法がなかったのか

別の記事でも書きましたが、日本以外のタイムスリップ物では、歴史に亀裂が入るのを可能な限り少なくするよう描かれています。

今回では、タイムスリップした高校でかなりの犠牲者が出てしまいました。そうなると現代に戻っても修復できません。

タイムスリップしている間に大量の人間が行方不明になるのですから、大ごとになるはずです。

いくら説明してもタイムスリップを受け入れることは常識ではできないので、大量の行方不明者を捜索することになります。これが難しいことです。

日本ではこの点が意外と無頓着に処理されているのが気になります。

例えばよく引き合いに出す、戦国自衛隊ですが、これについても映画のバージョンが3つほどありますが、どちらも1部隊数十人が結果として行方不明になってしまいます。

戦争中なら説明のしようもありますが、平時ではどちらにしても大問題となるはずです。

私としては、このような終わり方は賛成できないのです。

ではどうすれば良いのでしょうか。

タイムスリップをする時間を変更するのです。すなわち、学校がタイムスリップするまさにその時点に戻ってくれば良いのです。

すると、外形的には大きな嵐に包まれて、終わってしまえば、今までとは全く変わらない世界がに戻ることができます。

戦国時代にタイムスリップして無事に帰ってきた人は何かおかしな夢を集団催眠のような形で共有しますし、ケガの痕跡も残るかもしれません。

残念ながら戦国時代に行って被害にあった方は、現代に戻った時にタイムスリップと同時ですので、被害にあった記憶もないはずです。

こうすれば、映画が終わった時も、なんだか幸せな感じで終了を迎えることができるはずです。被害者が多く出る作品はやはり避けたいと思います。

でも西野君だけは行方不明になる必要があるかもしれません。

こんな終わり方を提案しますがいかがでしょうか。

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映画「ブレイブ 群青戦記」の見どころと疑問。どう考える?のまとめ

映画「ブレイブ 群青戦記」はそうはいってもなかなか楽しめる映画です。桶狭間と考えると少し山深い感じがしますが、日本の古い風景が良く描かれています。

映画の中で、やはり多くの高校生が設定とはいえ襲われるのは、映画であっても心が痛みます。もう少し犠牲者を少なくできなかったかと悔やまれます。

また、終わった後の後味を考えると、悔いが残らに方法を提唱させていただきました。ご賛同いただけるでしょうか。

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