第9回も最終に向けて話題の展開がゆっくりとなり、その分人物の描写、やり取りがていねいに描かれて、ずいぶん分かりやすくなったと思います。
特に、随所に響と来美の出会いの頃の思い出が挿入されてずいぶん楽しめました。
しかも、今回はゴーレムの襲来もなく、亡くなる人もなく、いきさつが語られ、ドラマらしいドラマになった感じがします。
君と世界が終わる日に(きみセカ)第9回感想
間違って、矢で来美を射てしまった響(竹内涼真)は、来美(中条あやみ)を抱えて、自衛隊と響グループの対決場面に現れます。
そして、来美の手当てのために駐屯地に引き取ってもらいます。おかげで対決は終わってしまいます。
感想:それにしても日本人同士ですね。お互いに外国人だったら、一人けが人が出ようがどうしようが殺し合いになってしまうところですが。
駐屯地でジアン(玄理)の手当てを受け来美は一命をとりとめます。来美は回復後、ワクチン接種を受けた患者の様子から首藤(滝藤賢一)のワクチンに疑問を持ち始めます。
そして首藤に問いかけます。首藤はゴーレムは土人形という意味で、これを操るのがワクチンだと謎の言葉を発します。
首藤は冷凍保存装置の中身を台無しにしてしまった響を憎みます。そして冷凍保存装置の中に来美が見たものは。
感想:結局首藤は何者だったかなのですが、冷凍保存装置の中身がよほどご執心のものと考えると、ひょっとしたら首藤教授の最愛の人が眠っていると考えてしまいます。
この人が何故かゴーレムウイルスに感染して亡くなり又は亡くなる前に冷凍保存していたのではないか。
ワクチンが完成した暁には蘇らせようとしていたのではないかと考えてしまいます。それを響が冷凍保存装置を壊したので台無しになってしまったのではないでしょうか。
どっちみち、もう日韓新興感染症対策機構はガタが来てしまっているので、最終回では明らかになるでしょう。
それにしても響の母親琴子も父親も何のために亡くなったのか行方不明になったのか残念ですね。
響はしばらくショックで呆然としたままです。
やがて自衛隊側では桑田が首藤教授の行動に疑問を持ったため、捕まるところを、猿ノ島に脱出し、響たちに加わります。響きに来美が一命をとりとめたことを告げます。
感想:とりあえずよかったですね。それにしてもあれだけの重傷で回復が早いのも現実離れしていますが、進行を優先しましょう。
紹子(安藤玉恵)の容態が悪くなり、抗生剤と鎮痛剤が必要となり、駐屯地に交渉することになります。
勝利(田中奏生)は自分が紹子を撃ったことを告げて自分を人質にして交渉するよう提案します。響が交渉するときに対応に出たのは来美でした。
感想:ここらでは、紹介はしていませんが思いやりが前面に出てきた場面でした。
ミンジュ(キム・ジェヒョン)が刺されたとき、響には来美が刺したことを決して告げてくれるなと佳奈恵(飯豊まりえ)に頼んだことも。
また、紹子を撃ったのも勝利だったことを紹子は一言も言わなかったのです。そんな思いやりを描くところが日本のドラマだなと思います。
最後に、響が来美に対して思いを告げてしまいます。泣かせる場面です。
御前崎(宇野祥平)は残されたメモの中から変な数字に気が付きます。どうやらFMラジオの周波数らしいのです。
また、例の日本刀グループもラジオの呼びかけで生き残ったグループが存在することを知ります。
感想:これが最終回に向けた伏線のようですね。日本刀グループがまた現れるとは思いませんでした。
交渉に当たりますが、自衛隊側は、グループをせん滅しようと行動しますが、桑田に阻まれます。最後に一緒に猿ノ島に行こうと提案する響に拳銃を向けます。
感想:不思議な行動ですね。銃口はどこに向けられたのでしょうか。①響に対して、②ゴーレムが出てきた、③脅しただけ、④等々力がいた。
可能性はこのぐらいですが、①は物語が終わってしまいますので、また、④も無理があるので、②か③だと思うのですが。
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\掴み合う響︎(#竹内涼真)と首藤(#滝藤賢一)💥 血まみれで銃を構える来美(#中条あやみ)😨首藤がひた隠しにし続けた本当の目的とは?響に銃口を向ける来美の本心は⁉︎
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君と世界が終わる日に(きみセカ)最終回ネタバレ
自衛隊と日韓新興感染症対策機構
ワクチンもインチキで住民たちも発病しかかっています。ゴーレムも柵を乗り越えて侵入してくるので、もはや支えきれないでしょう。
首藤教授もあの冷凍保存装置の中身が最愛の人であれば、もう台無しなので、ワクチンを開発する意欲もなくなっているでしょう。研究員も何人かは倒れています。
やがて駐屯地ももう規律がなくなり、助かりたい人だけが、何とか猿ノ島にたどり着くのではないでしょうか。
これではつまらないですね。そもそもゴーレムウイルスの蔓延がどうして起こったかの答えが出てきておりません。
もはやこの答えを出すのは難しいでしょうからseason2でゆっくり解説するしかないようです。
響たちグループ
結局その謎のラジオは生き残った人たちの結束を呼び掛けるためのもので、できれば、船に乗って日本を脱出するのではないでしょうか。
たぶんこれに同調することになると思います。やっと生き残った人々もそちらに向かうことでこのシリーズは終わりというのでしょう。
日本刀グループは
数が少ないながらも、まだ出てきたのにはびっくりしました。彼らも生き残りそちらに同調するでしょう。
坪井(小久保寿人)は政治家向きですから、そちらに集合すれば才能を発揮していくでしょう。
最初の映画版「日本沈没」の結末をみるようなかんじですね。もっとも映画版「日本沈没」では主人公と恋人は離れ離れになって、ソ連とアメリカに引き取られますが。
君と世界が終わる日に(きみセカ)9回感想と最終回ネタバレのまとめ
足かけ3か月にわたるストーリーもついに終わります。日本のドラマの中ではスケールがあるテーマを取り扱ったものでした。
最終回を迎えるにあたってやはり残念なことを上げておきます。
ゴーレムウイルスがどのような経緯で発生して、たった3日間でどうして広がってしまったかが描かれていないこと
日本での状況、世界での状況が説明されていないこと
中盤でいくつか余計なストーリーを入れたおかげで内容がわかりにくくなったこと
ゾンビ(ゴーレム)ですが、やはり気持ちが良いものではないので、もう少し美しく、症状もマイルドに描ける方法があったらありがたいと思います。
また、良かった点としては
響の来美に対する愛情が最後まで貫かれていたこと
最後の方になってそれぞれの思いやりがきちんと描かれるようになったこと
日本版のドラマですので残虐シーンが配慮されていました
があるでしょう。
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